奈良の記事をここまで書いての感想。
地味だなあ……(笑)。
隣接する京都、大阪、和歌山と比べると、奈良の喫茶店は影が薄い。関西で奈良県が最後になったのも納得。しかし、それこそが持ち味でもある。
そしてこの地味な県に関してはできるだけ省略せず、時間はかかっても、見たまま/感じたままをありのまま記録していくので、どうぞお付き合いください。
今回は大和八木で最後に入った「エリート」を紹介。
奈良県橿原市内膳町1-5-16
エリートはアムールの近くにある。
効率を考えると、アムールの後続けざますぐこちらの店に入るのがベストだが、16時30分からという夜型営業なので、一回大和八木を離れ、大和高田~高田市の喫茶店を回って、夕方に舞い戻ってきて入店。
不思議な店内構造が面白かった。
外から想像する以上に奥行きがあり、カウンターを挟んで、前後2手に分かれている。
入ってすぐの中2階が良かった。ほどほどプライベートも保たれてるし、外も眺められそう。
残念なことに先客がおり、そのスペースもさほど広くないので、邪魔しても…と思い、人気がなく薄暗い奥のエリアへ。そこはさらに中2階と半地下に分かれていた。半地下は天井も低く閉じ込められたような閉塞感があり、そこはないかなあ…。小さな階段を上って中2階の席へ。
誰もいなくて完全に隔絶されており、自分のいるスペース以外何も視界に入らなかった。確かに何者にも邪魔されないけども、これだと個室と変わらないんじゃ? かえって落ち着かない気分になった。
シャンソンみたいな大人っぽくシックな音楽が流れてて、気怠いムード。
ドリンクメニューはソフトドリンク、アルコール半々。種類豊富だった。
ライムソーダを頼んだら、シュワシュワ感ゼロのライム味の飲み物が出てきた。
もしかして、普段あまり注文がないのかな?
夜型営業のこの店では、ライムはほぼジンライム専用で使われてるのかもしれない。
帰りにはちょっとした嬉しいサプライズも。
お会計のときにいただいたマッチが、まったく想像もしない昔のジャズ喫茶のようなデザインだった。「素敵!」。思わず声が出てしまった。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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