奈良の純喫茶巡りのレポートを開始。
4月に訪れ、はや2か月が経過。このまま放置しておくと、記憶が薄れ風化しそうなので、早く記録しておきたい。
まず1軒目は、京都駅からJRみやこ路快速奈良行に乗り、その終点奈良駅で訪問した「珈琲と果汁 スギ」。
奈良県奈良市杉ヶ町37
改めて写真で見ると、なんか普通っぽく見える。
実際は近づくにつれ、おおおおっ!ってなる畏れ多い大物オーラが出てたんだけどね。オーラを写真で表現するのは難しい。
筆でさっと書き下ろしたような店名、渋いタイル張りの建物の外壁。
さすが古都、奈良だと思った。京都も古いけど、本当は奈良の方が古い。710年が平城京遷都、794年が平安京遷都。
「なんと~(思いだせない)」、「泣くよウグイス平安京」とか語呂合わせて覚えたな~ そういえば大昔の奈良は知ってても、今の奈良ってあまり知らない(笑)。
店内も年季が入ってて渋い。
特にカウンターが素敵だった。コロンとしたベージュの椅子が好み。若干黒ずんでるが、良い味わいが出ている。
もちろん完璧かと言うとツッコミどころもあり、民芸雑貨がやたら飾ってあり家っぽさもあった。
ところでお店の人は?
常連風の女性2人組が「お客さんですよー」と大声で呼んでくれたが、「今、天ぷらあげてるとこ」という返事が厨房からかえってきた。
え? 喫茶店で天ぷら?
とりあえず席につく。
メニューを眺めると、隅っこには大仏の写真。
奈良相場なのか、値段は全体的に安く、飲み物は350円以下!
そういえばファザードに果汁の文字が入ってたよね。生ジュースが売りなのかしら? でも今メニューに載ってるのは、オレンジジュース、トマトジュース、ミックスジュースだけ。
オレンジもトマトも気分ではなかったので、ミックスジュースを注文。
大好きな分厚いレトログラスで登場。
中身はストローが途中で詰まる、どろっと濃厚タイプ。美味。
なんとなくだけど、現在この店の売りは松花堂弁当なんじゃないかと思っている。
カウンター越しにお客さんに手渡してるのを見えたが、まるで懐石料理! 豪華なお弁当だった。
人気があるようで、マスターは終始厨房に籠って松花堂弁当にかかりきり。さっきの常連の女性のお客さんは慣れた様子でカウンターに入り、自分でお茶を入れてた(^_^;)。
もしまた奈良に来る機会があるのなら、次は松花堂弁当をいただきたい。次回があればの話だが。
というのも、こちらは入店難易度がそこそこ高く、臨時休業が多い。私が入れたのも運が良かっただけで、翌日から3日連続で休む旨の貼り紙があった。
《おまけ》近くにはこんな店も。どこから突っ込んでいいんやら。全部?
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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