大阪府大阪市福島区福島8-19-4
喫茶店巡りをしている方ならご理解いただけると思うが、事前に素敵過ぎる写真を見て期待を膨らませ、いざ実物に直面しガッカリする経験。いや~無いとは言わせないよ。絶対あるはず。
そのガッカリは、良きポイントだけ切り取った写真に原因がある。
だから乱暴に決めつけてしまえば、
ディテールには騙されるな、信じていいのは全体写真だけ。
だから今回の玉一総本店に関しても、素敵な箇所は多々あれどあえてそれらを封印し全体写真のみでお伝えしたい。
左右か上下なのか、どちらかが大和田街道で、どちらかが梅田街道。歴史ありげな石碑が店の脇に建っている。
風格ある外観も素敵。壁にはシンボリックなモチーフが入っている。
入口は2か所あり。商店街側から入店。
もう! これは愛さずにはいられないね。
この壮大さよ。何がどうというか存在そのものが大きい。
大箱だし、天井も高い。そして何より重厚な年季の入ったオーラ。
改めて考えると、純喫茶巡りを始めた頃から私の好みは少しも変わっていないことになる。喫茶店に求めるものは多々あれど、結局とどのつまりは第一印象。これに尽きる。
入った瞬間で決まる。すべては一目惚れなのだ。
味がどうとか、店主のお人柄がどうとか、居心地がどうとか。大切なポイントだと思うし、通いつめるならこれらは絶対無視できないし大切な要素だけども、旅先で困難をくぐり抜けてまで訪れるとしたら、圧倒的な女神を求めてしまう。なんだかんだでビジュアル重視。それもよく見たら素敵とかじゃなくて、一撃で射抜かれたい。
ああ、ここは本当に素敵。
トークイベントなんてどうでもよくなった。
ホットケーキでお腹がパンパンなので、飲み物しか無理だな。アイスティー。値段も360円と安い。ますます素晴らしい。
「砂糖が入ってても大丈夫ですか? 無糖にしますか?」
お店の人に聞かれ、いつもなら有無を言わさず無糖と答えるのだが、なぜかお店の素敵さにぽーっとしてしまい、砂糖入りでと逆の返事をしてしまった。
写真で見ると普通っぽいが、底が厚みがあってレトロで素敵なグラスだった。
そろそろいいかな(笑)?
さっきからこの店であった運命的な出会いについて書きたくてウズウズしていたのだ。
トークイベントの参加者がこの場にいた!
なぜそれが分かったかというと、私とそっくり同じ行動をしていたから。純喫茶マニアに共通の独特の行動。
こちらの店には現在使っていない2階席がある。そこが素敵らしい。どうやって2階に行こうか思案していたところ、そのお方が先手を取り、お店の人に許可をもらい2階へ上っていったから。
イベント客以外あり得ない(笑)。
そのお方が戻ってきてお店を出たのを見計って、私も2階に行かせてもらった。「今日は何の日かしらね?」とお店の人も思ったに違いない。
1階が優雅なラウンジ風なのに対し、2階はガラっと変わって南国ココナツ風。
総本店というくらいで創業100年の超老舗のはずなのに、なぜこの柄チョイス? 1階の方が好みだった。見せてもらってこんな事を書くのもどうかと思うが。
最後に一枚、アップの写真を載せるのをお許ください。間近でないと読めない文字がギッシリ詰まった看板。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
コメント
nardo
今後とも懲りずによろしくお願い申し上げますw
2018/06/24 URL 編集
エムケイ
今回の場合は、『事実は小説より奇なり』が現実のものとなりました。
喫茶店巡りをしてて、ここまでの偶然はそうありません。
2018/06/24 URL 編集
ヤスシ
千日前?の「アメリカン」
2日目に十三の「外国船」、梅田の「マヅラ」を訪ねて
時間が余るかも、と思案していた時に
こちらのページを拝見したお蔭で
「玉一総本店」を訪れることができました(^^)
特別に感激した、というほどではありませんでしたが(^^;
会計時にご年配のご主人に丁寧にご挨拶を頂きまして
地元に愛されて長く続いてきたことが
垣間見えたように思いました♪
2018/09/25 URL 編集
エムケイ
地元の方に愛されている喫茶店です。
2018/10/02 URL 編集