栃木日帰り遠征で最後に訪れたのは壬生(みぶ)。
野州平川より若干マシだったが、東武宇都宮方面に2駅のこちらも地味でローカルな駅だった。5分ほど歩くと、賑やかに幟が立ち、飲み屋のような食堂みたいなカオスな喫茶店が見えてきた。
その名も「珈瑠團(カルダン)」。
栃木県下都賀郡壬生町中央町17-10
ご丁寧にもフリガナが付いている。でないと読めないものね(笑)。
キャッチフレーズは、小さなカフェレストラン。
変な所は漢字にするくせに、一般的な字を平仮名にした「えいぎょうちゅう」の札がぶら下っているドア。
あれ? これはマジックミラーでは?
スモークに関しては免疫ができて平気だが、マジックミラーは抵抗ある。というのも西日本にある(あった?)とある喫茶店の存在が大きい。その店は一見したところレトロ好きの琴線をくすぐる魅力的な外観だったが、ドアがマジックミラーで、かなり異様な雰囲気を醸し出していたので深入りせず退いた。後日その“喫茶店”は店内でゲーム賭博が行われ摘発されている。ほーら、やっぱりね。意外性ゼロ。以来マジックミラーは怪しさの象徴として警戒している。
でもここはさすがに大丈夫じゃないかな? 後ろ暗いところのある店はこんな目立つ幟出さないだろうし。
入ってみた。
余裕で平気だった。
広くはないものの小さくはないんじゃないかしら? 中程度の広さの店の隅っこの一画ではおばちゃん群団がワイワイ賑やか。食事を囲み、呑みながらおしゃべりに興じている。
棚にずらり並んだ酒瓶や赤のベルベットの椅子がスナック的ではあるものの、お店の人も至って穏当で健全な雰囲気の方だった。あのマジックミラーには深い意味はなさそう。
メニューを見ると、食事系、ソフトドリンク、アルコール飲料が種類豊富。
お腹空いてればここで食べてもよかったんだけど、飲み物だけにしておいた。ブルーハワイソーダで。
帰りにはマッチをいただいた。スナックっぽさの残る店内の雰囲気とはまったく異なる、コーヒー専門店みたいな茶色のマッチだった。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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