今回紹介する喫茶店こそが本命。
昨年末のじゅんじゅん会忘年会でフラれ、それでも諦めきれず5カ月の時を経て再度日光詣でを果たしたのは、東照宮の近くにある「コーヒーショップ ダフネ」に行くためだった。
栃木県日光市安川町4-23
結論から言うと、想像通り大変素晴らしい!
数多ある観光客向けの喫茶店全部スルーして、ここ1軒だけ訪問してもいいんじゃないかと。
東照宮の近くと書いたが、位置的には東照宮の麓みたいなもの? ここを境に平地から坂道になり観光バスやツアーの団体が次から次へと通る。
前回は冬の夕方ですっかり暗くなっており、鬱蒼とした木々が覆いかぶさり不気味な雰囲気だったが、営業中は別の怪しさがあった。窓にうつる宇宙的なオレンジのライトの群れがどこか狂気をはらんでるように見え、ゾクッとした。
東照宮を始めとし辺り一帯は世界遺産に登録されているが、それにぶら下るでもなし、マイペースでどっしりしていた。
正統派でありながら、スペーシー要素あり。
真っ先に目を惹くのは、外からも見えた半円オレンジのライト。その次にパーテーションからニョキニョキ突き出た高さの異なるシンボリックな棒。この棒はなぜか壁の一部にも埋め込まれ飾りみたくなっていた。
いつものことだが、この奇妙さに他のお客さんは全くの無反応で、あれこれ思いを巡らしているのはここでは私一人だけだった。
てんとう虫でフィッシュバーガーを食べたばかりなので、消化を助ける意味もありコーヒーを注文。
60年代? 70年代? 正確な年代は分からないものの、古いカントリーミュージックのような洋楽が流れてて、この空間にはよく馴染んでいた。
東照宮に向かう観光客の姿がひっきりなしに窓から見える。
子供の頃に何度か行ったきりなので、「見ざる・言わざる・聞かざる」も今なら新しい気持ちで見られるかも。なんて考えたわけではないが、ついでなので行ってみた。
ところが拝観の券売所には何十人もの行列。うんざり。
ここに並んでいる時間があるなら、もう1軒行けるんじゃないかとさっさと諦めて次へ。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
コメント