23区でこの陸の孤島ぶりよ。
最寄り駅は一応大泉学園だが、車でのアクセス推奨の喫茶店「BANFF(バンフ)」。
2年ほど前、いつも参考にさせていただいている例の方のところで拝見し、「こんな店あったんだ!?」と喜び勇んで駅から歩いたら30分かかってしまった。前回の教訓を生かし、再訪問は迷わずバス。
東京都練馬区大泉学園町3-19-13
駐車場付のドライブイン型の郊外喫茶の目立つ看板に私は弱い。
営業時間は冷暖房完備がウリだった時代のものだろう。現在はもっと早く閉まる。隣がバッティングセンターなので、そこから流れてくるお客さんもいるだろうし、遅くまで開けてても需要はありそうだが、早く閉めるのはお客が来る来ないとは関係ないのだろう。
BANFF。ジャズ喫茶っぽい響きのどこか気難しそうな店名。
ここは軽井沢?
東京に居ながら高原リゾートへ一気にトリップ。非日常感が素敵。都内でこの感じは珍しい。
と思っていたら、いつの間にかドラマ『相棒』のロケ地にもなっていた。
駅から遠い郊外型の一軒家喫茶のくすの樹やルポとも似ているが、“特別な隠れ家”という点ではこちらの方がはるかに上。
店内レイアウトも秀逸で、コの字型に入り組んでおり、奥は階段を上り小高い丘のようになっている。そこから見下ろす光景は格別に違いない。
一瞬、奥の玉座に座ろうかとも思ったが、そこはやめておいた。お店の人と距離が近いので、常連さん向けのような気がしたからだ。
すごくお腹が空いていた。というかお腹を空かせて訪問した。事前の下調べによると、こちらの店はカレーが名物だとのことで、前回訪問時も狙っていたのだが、入口に「カレーは終了しました」の貼り紙があり食べられなかった。売り切れ次第終了の人気店なのか? 今度こそは! カレーを食べる気満々で午後1時に訪れたが、またもや入口に「終了」の貼り紙。
こうなったらカレーじゃなくてもいいんだけど。何か食べたい。ところが、あるのはトーストだけです、とのこと。
もうフード系はやってない、といったニュアンス。
代わりにレモンジュースを注文。
グラスの緩やかなカーブが、握ったとき手によく馴染んだ。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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