純なオーラを発している店ならば、喫茶店でなくてもよい。
コーヒーを飲まねば死んでしまうほどの中毒者でもないし、喫茶店の歴史を紐解きたいとか高尚な目的があるわけでもない。
今回は下赤塚で見付けたそそる中華をレポ。
東京都板橋区赤塚1-7-1
下赤塚には北口にかねてよりチェックしていた洋菓子店がある。
まずはこちらに寄り、そのまま南口のヒュッテへ移動しようと踏切を渡ろうとしたら、純喫茶みたいな店を発見!
ガラスブロック! 魚のシール! おおおお! これはかなり純。
なんか凄い好みの外観なんだけど……とよく見ると、ドアに「中国料理 誠華園」という店名。なんだ、中華かあ。しかも赤い庇のは店名が塗りつぶされてる。これは一歩遅かった、閉店かも。でもせっかくだし、写真だけでもと向こう側に道路を横断。
残念、閉店かあ~とパシャパシャ写真を撮っていたら、え? 中に人がいる? 電気がついてる? ええええ~~~! やってる!
駅の目の前でここまで生気を消し去るとは……。
えっ! かなり良くない?
床はグリーンの可愛いレトロ模様で、赤っぽい艶々したパイプ椅子とマッチしてる。古いに違いないが、手入れが行き届いていた。レトロにありがちな“汚い”といった負のオマケはなく、清潔感あり。奥にはコカコーラの年代物っぽい冷蔵庫も。おおお…。私の頭上に垂れ下がってるペンダントライトも70年代風でレトロ可愛かった。でもお店のママさんがじーーっとこちらを見てるので写真は撮れなかった。
「撮ってもいいですか?」と聞けばいいんだけど、そこから何かが始まってしまいそうで、やめてしまった。
何を食べたいとか別になくて、入口にラーメン525円と書いた貼り紙があったのを見て、ラーメンなら食べられるかもと勢いで入店したのだった。ロクにメニューを見ずにラーメンを注文。
ごくごく基本的な醤油ベースのラーメン。
私にはちょっと塩分が強かったが、普通に食べてしまった。
男性1人客は、ビールを飲みながら漬物を注文してた。
純粋な食事よりは、昼間から中華を軽くつまみながら飲むのに重宝されてるのかもしれない。
まだ勇気がなくて出来ないが、いつか1人飲みデビューしたら、ここも候補の1つに加えよう。
それまで残ってればいいが……。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
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