下関のお目当ての喫茶店が朝遅く時間を持て余してしまうため、門司港をその前に入れてみた。
が、いくら県が違うとはいえ、電車でたかだか20分程度の距離。こちらも状況は似たり寄ったりで…。
門司港の喫茶店も朝遅い!
急きょ門司港行きを決めたので下調べが足りなかったからか、それともどこをどう調べても門司港はこれが精いっぱいなのか? 手持ちの駒はことごとく全滅。候補が3軒では甘いのか?
以下2軒の喫茶店にフラれ打ちひしがれる様子を披露。
まずはこちらの「六曜館」。
珈琲舎という冠はあるものの、JAZZ INNこそが真髄だろう。ジャズ喫茶(OR バー?)らしい。ジャズ系は一般的に夜型なので、こちらは閉まってても致し方ないというもの。
でも次の喫茶店にまでフラれるとは思いもよらなかった。
向かうは中央市場にある喫茶店。
市場といったら朝型に決まっている。築地市場の喫茶店なんて外が暗いうちから開いてる。ところがこちらは概念が違う別の市場なのか全然どこも開いてない!
おそろしいシャッター率。もしかしたら単なるシャッター街なのかしら?
ああああ……。なんか凄く不安。古びた薄暗く細い通路を歩いていると、横浜市の六角橋商店街を思い出した。ここは元闇市だったんじゃないだろうか。
見上げると相田みつをを意識したような字体で、途中途中に 『市場のいい話』が掲げてあった。ほのぼのした内容が、やさぐれがちな気持ちを和らげてくれる。
可愛い看板「洋品いるか」にもほっこり。
かなり奥まで進むと、お目当ての喫茶「カレー&コーヒーショップ ひぐち」の看板があった。
でも閉まってる……。軽く事前に調べたことによると、フランダースの犬の絵(?)があるらしいが、シャッターがおりてて何にも見えない!
こちらには2回見に来た。
1回目はリバー開店前の8時前。時間が早いからか閉まっていたが、リバーの後なら開いてるかもと来てみたが、やはり閉まったまま。
開くまで待つ? でも一体何時まで待てばよいのだろう? この後下関もあるし。
向かいの青果店が開いてたので聞いてみたところ、「11時45分頃じゃないかしら?」。えっ!!! なんだって! それは遅い! さすがにそこまで待っていられない。しかもその青果店の方の口ぶりも「日によって違う」みたいなニュアンスが感じられたので、残念ながら諦めることに。せめてフランダースの犬だけでも見たかった。
隣に「ファンシーショップ ひぐち」の看板あり。
ファンシーグッズを売るショップか何かだろうか? 喫茶ひぐちの方が営んでいるのかもしれない。
外に出て振り返ると、入口側は1つだった丸い庇がこちらは仲良く2つ並んでいた。
CHUOのUとO上の横棒が可愛らしくて好き。
別のひぐちを発見。中央市場はひぐち王国みたい。
こちらは営業中だった。
門司港を甘く見ていた。有名な観光地なので、喫茶店はいくらでもあるだろうと楽観視していたのだ。
単に私が観光客向けの喫茶店に興味がないから、それらをカウントしてないだけとも言える。
このまま待っていても時間は過ぎてゆくだけ。門司港には見切りをつけ、9:24発の電車に乗り下関に向かうのだが、リバーとひぐちを行ったり来たりしたときに通った栄町銀天街についても書いておきたい。次の記事が門司港の最終回。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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