立派なアーケード、凝った意匠の風格ある商店。
昔栄えていた商店街を歩くと、切なくなる。刻一刻と終わりに近づいているのを見せつけられるから。
と同時に、不謹慎ながら、今まさに崩れ消えゆくものに甘美な思いを抱いている。
こちらの理容店フジツカは、さっき男性2人が雪かきしていた店。出入り口が2つあり、中で繋がっているらしい。
風格があるので相当古いんじゃないかと思っていたら、それ以上の老舗。なんと100年以上!
上記のリンクを見ると、「開業当時から見守る大きな古時計が、現在も当店の歴史を刻んでいます。」との記述あり。
って、まさかこれじゃないよね~?
いくらなんでもこれは違うでしょう。きっと店内にあるんだよね? 大きなのっぽの古時計風の縦長の振り子時計だと推測。
通りを挟んで向かいにある、ジェルビークラブが気になる。鱗状の白壁が秀和レジデンス風。
この建物もいいね~
角を曲がると、まっすぐ一本道。
銀座商店街である。
歩いている人はいないが、自動車は結構走っている。商店街としてよりも、通り道として重宝されているようだ。
文具店のシャッターが昭和テイスト。絵の具が擬人化して絵を描いてるのは分かるが、勉強机の上にいるネズミは何を伝えたいのだろうか。
ここで次なる純喫茶「ベニヤ」が登場。
次回更新するつもりだが、個人的に彦根では一番琴線に触れる純喫茶だった。帰京しても何度か思い出したが、その時は必ず雪で真っ白な銀座商店街も導入で登場する。
西洋風の近代建築の滋賀銀行。
ここを通ったときは夕方5時頃だったので閉まっていたが、まだ現役なのかしら?
左が株式會社滋賀銀行彦根支店、右が日本銀行彦根代理店。
これは何を意味するんだろう? 調べればいいのかもしれないが、ここでは面倒なので流しておく。
あれれ~? クリーニングのディリーがまたあった。この辺りではメジャーなのかな? 旧市場商店街で見たのは、メガネと時計店の併設のようだったが、こちらはタバコ。もしかしたらクリーニングのディリーは兼業スタイル推奨?
トラヤ
たしか学生服とか看板に書いてあった気がする。
プーマ激似のキャラクターがついてて、この時は先を急いでたので適当に写真を撮った。
後からアップで見てみると、虎の身体がTORAYAで構成されてるではないか。Rが前脚、Aがしっぽ。
う~~~ん、苦手かも(^_^;)。
なんか野菜を寄せ集めて男性の絵にしたアルチンボルドみたいで。
彦根の喫茶店で何度も見た小川珈琲の看板の「GRILL フレーバー」。
ここも入りたい店リストに入ってるんだけど、残念ながらちっともお腹が空いてなかった。
飲み物だけでも可ならいいけど、これ見ると近江牛とかあるし、無理ありそうなので今回見送った。
今回…ということは次回の可能性もあるわけで。
彦根の先には敦賀もある。京都~彦根~敦賀ラインで純喫茶巡りできるんじゃないか。どうせなら、その時まで行きたい店を残しておこうと考えている。
夕方になって風が出てきたので、肉体的にも限界が……。帰りの電車も不安だし。
最後は老舗和菓子店「風月堂」の2階に併設する「パーラー風月」へ。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
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