大塚の「喫茶 えんどう豆」が昨年12月29日に閉店。
実はその少し前に高円寺で開催された村田商會さんのレトロ食器販売会でチラリとその話題が出ていた。でもその後年が明けても閉店したという話はまったく聞かない。もしかして閉店はなしになったの? 行ったら案外普通に営業してたりして?
ところがそんな希望的観測は裏切られ、閉店の貼り紙が待ち構えていた。
良い店だったのでもう一度行きたかったが、2015年12月の訪問が最初で最後になってしまった。以下その思い出の記録。
東京都豊島区南大塚2-36-1
2017年12月29日閉店
この日は張り切って出勤前のモーニング狙い。
11時30分までのトースト玉子付きのモーニングは450円。それ以外にもトーストセットやサンドイッチセットがお手頃価格で種類がたくさん。良心的な店みたいね、と入る前から好感。
店内はそこそこの広さがあり、家具類はシックな茶系。
窓際の席は外を眺めるのに良さそうだけど、なぜかそこには座らず少し離れて座る。
多分そこに先客がいたからだと思うけど、2年以上も前のことなのでその理由を失念。
ただ離れていたおかげで壁に掛かったビートルズのタペストリーがよく見えた。
ザ・ドアーズのカレンダー’95もぶら下がっていたり、
ロック関連のポスター色々。
ひょっとしたら、ここってロック喫茶?
でも流れていたのはロックじゃなくて、小さな音量のジャズ。
後でマスターに訊いてみたら有線らしく、リクエストがあればCDをかけます、とのこと。土曜日に流すことがあると言ってた。
モーニングサービスのトーストと玉子は使い込まれた銀の皿に乗って登場。
結構経ってるけどトーストが凄く美味しかったことはよく覚えている。バターのしみこみ具合、焼き加減など。一切れだけ隅っこにイチゴジャムがちょこんと乗ってるのが可愛らしい。
メモによると、ゆで卵の中心が良い半熟具合だったと書いてあった。
コーヒー。
こちらの味は覚えてないけど、トーストやゆで卵の丁寧な仕事からすると、間違いなく美味しかったのだろう。飛びぬけて不味いときはよく覚えてるので、そこそこ美味しかったはず。
えんどう豆の隣はボギーという喫茶店。ボギーは現在も営業しているが、この2軒並んでいる姿が今後見れなくなると思うと寂しい。
閉店の貼り紙
昭和50年(1975年)から42年間営業していたことを初めて知った。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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