威勢が良いのは最初だけ。
MJBの後そのまま大阪レポを続けようかと思ったが、旅の第一目的について書いたら一気にモチベーションが下がってしまった。再度盛り上がるまで別の地域で繋いでいこうかと。
そう、こんな時こそ近くて遠い都内の純喫茶。盲腸線という地元民にとっては揶揄されてるともとらえられかねない、千代田線のオマケみたいな北綾瀬にある「喫茶 ふる里」について書こう。
東京都足立区谷中2-19-16
閉店
大体にして足立区は鉄道でのアクセスが不便。
さっき盲腸線と書いたが、これから書く北綾瀬は、メトロの路線図だと簡単に行けそうに見せかけて、意外に面倒くさい。千代田線で綾瀬から乗り換えて一駅、それが終点。たった一駅をなんのためにわざわざ乗り換えさせてるの?
東京メトロの一日乗車券(現在は24時間券)を使ってこれまで何十回純喫茶巡りをしているが、北綾瀬では初の下車。
う~~ん(^_^;)。申し訳ないけど、まるでワクワク感のない街並み。
味気ないくらいに整備された駅前に、面白みのないテンプレ化したマンションの風景。典型的な住宅街の中、純喫茶に向かった。
情報源はじゅんじゅん会公式写真集。訪れたのは1年以上前になる。
目的の「喫茶ふる里」は、冒頭の写真でもある程度分かるようにマンションの1階。入口には花や緑が飾られてて心和む。
本当は2階についた看板も含めて引きで写真を撮りたかったんだけど、運悪く2階のベランダに布団が干してあった。写りこみを避けてこの妥協的な構図になった。個人的には許されるならば、布団も一緒に撮りたかった。その方がリアルな感じがする。
意外にも店内盛況!
ほとんどがご近所さんらしき男性客。丁度ランチタイムだったのもあり、食事をする方ばかりだった。
他のお客さんが写りこまないように暗くして撮っているが、これは正解かも。壁には演歌歌手のポスターが貼ってあったりのスナック的要素がうまく隠れているので。
ただ椅子は赤のベルベットだったり、窓のロマンティックな透けたカーテンだとか、純喫茶的には充分魅力あり。
奥の段差で高くなった場所にあるカウンターはかなり良い雰囲気。
筒型になったライトには、ブレスレットみたくキラキラした飾りが付いていた。
出されたメニュー!
ええっ! これって壁にぶら下ってるものじゃないの? テーブルに置かれると迫力がある。
ランチ750円で色々ある。ナポリタン、カレーライス、ピラフあたりは一般的な喫茶メニューだけど、フライやカツなんかもあってガッツリ食べるのにも良さそう。
せっかくなので、ミックスフライにしてみた。
フライの量多っ! 食べきれるかな~? う~~ん、ご飯が少ないから平気かしら?
味噌汁付。
訪問したのが1年半前になるので正直味に関して記憶が曖昧で、覚えてないということは普通だったんじゃないかと? ただやっぱりフライは多すぎて後半厳しかったような?
アイスティーの写真も残ってるけども、これも食後に出てきたものなのか、同行者が頼んだものを勝手に写真に撮ったのか曖昧…。
まあ、これを読んでる方で、そんな些末な事にこだわる方もいないだろうし、書いてた内容と事実が違うというクレームを受けたこともこれまで一度もないので、適当でいいんじゃないか。
純喫茶巡りというものはライブ。事前情報があろうが、どんなに丹念な予習をしようが、本番に何があるのかはその時次第。吉と出るか兇と出るか読めない、だからこそ面白い。このブログは偏執的に感じたことを忠実に再現しようとしてるが、それでもね…実際行った人が同じ体験をするかというと違うはず。
みんな自分の目で確かめよう! 強引だな…(^_^;)。
…と書いたそばから、こんな写真も出てきた。
どうやらアイスティーはランチのセットで食後に出てきたらしい。
あとどうでもいい情報をひとつ。店内に演歌歌手のポスターが貼ってあったと書いたし、私にもその記憶があるのだが、この日の喫茶メモにオードリー・ヘップバーンのポスターという走り書きもあった。
前に郡山の純喫茶モナミにもヘップバーンそっくりの絵が飾ってあったし、つい先日の関西喫茶でもヘップバーンの写真が壁に貼ってあった。もしかしたら純喫茶の店主世代のアイドルなのかもしれない、なんてことをチラリと思った。
だけど、これだけは確実なもの。
田舎のおばあちゃん家みたいなイラストの入った、いかにもふる里といった素敵なマッチ。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
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