宇佐美の締めはこちら。
国道135号線沿いの宇佐美海水浴場の向かいにある純喫茶「アリス」。
静岡県伊東市宇佐美1882
この感じは! かなり良さそう!
店内も素敵だった。
時として言葉が全てを台無しにする。
言葉を尽くすほど言い訳じみてしまう。
写真で充分良さは伝わるはず。そう信じている。良いのか悪いのか、なまじ私に撮影技術がないので、自分で言うのもなんだけど、写真に騙されることはないのでご心配なく。
先客はなし。店内のほぼ全景を俯瞰で眺められ、なおかつ自分の存在を消してしまえる壁の陰にひそんだ。
花の形のランプシェードの繊細なラインも見事だが、一番心惹かれたのは天井。どことなく70'S。シャボン玉みたいな模様が入ってて、モダンでもありサイケデリックでもある。こんなの見たことない! うっとりと見上げる。
窓からの眺めも素晴らしい。国道を挟んで向かいは宇佐美海水浴場。
もしかしたら窓際の席にした方が外の眺めは楽しめたのかもしれない。
でも私にとって主役は純喫茶。海はそれを引きたてるものの、あくまでも純喫茶のインテリアの一部。窓が額縁のようなもので、そこに収まる絵画のように眺めたい。
あとは目立たない場所の方が、写真を撮るとき都合が良い。撮影許可はできるだけ後に引き延ばし、喫茶をする時間は偶然こちらを見付けて入った一般の客として過ごしたい。たとえ実際は違ったとしても。
だから途中まではこっそり隠し撮り。
なのでその自分勝手ポリシーに従いこちらでもこっそり撮っていたところ、窓際に掛かった鏡のマスターと目が合った。全部見られてる!
…こういう事もあるのでご注意を(笑)。
メニューはミルクセーキが充実していた。○○ミルクセーキというのが何種類かあり、メロンミルクセーキにしてみようか、と。
だがメロンは切らしている、とのこと。
え? メロンって?
ミルクセーキが中国・九州地方にあるようなフローズンタイプなのか、通常の液体状なのか、その違いには特に関心はなく、メロンが生の果実なのか、メロンソーダの元になる人工グリーンなのか、その違いには興味があっただけに残念。
なのでプレーンのミルクセーキを頼むという選択はなく、別の○○ミルクセーキが飲みたかった。
そこで私が選んだのはチョコレートミルクセーキ。
想像した通りのチョコレート味の激甘ミルクセーキだった。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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コメント
T
エムケイさんのブログに出逢った頃いろいろ見ていて、こちらのアリスを見た時一瞬で一目ぼれしまして、いつかきっと行くんだ…といつも写真を見ながら夢見ていたのです!
入口電気がついていないので近所の人も「やってないんじゃない?」と言ってましたが普通にやっていました。
店内のセンスがもう素敵すぎて…自分的にはかなり好みではまったんですね。
後から常連のお客さんが一人来た以外は誰もいないのでゆっくり海を眺めながらくつろげました。
あんまり居心地良いので本当は熱海も少し回る予定だった時間をアリスで全部使っちゃいました…
次の電車まで一時間あったので、マスターがアイスレモンティーごちそうしてくれたり、宇佐美の昔の街並みのアルバムを見せてくれたり、とても楽しいマスターでした。
自分にとっては夢のような時間でした…ずっとあってほしいけれどマスターの代でお終りとのことなので寂しいですね…。
アリスに行った時は絶対エムケイさんに報告しようと思っていました。
エムケイさんのブログに出逢ってこんな素敵な喫茶店を知ることができて、本当にうれしかったです。
エムケイさん、どうもありがとうございます。
2020/06/08 URL 編集
エムケイ
私もこの時一回行ったきりですが、もう一回行きたいです。
本当に、本当に素敵でした。
内装もいいけど、窓からの眺めも素敵で…。
電気がついてなくてやってないと思ったというエピソード。
私も、思いましたよ、「ここ入っていいの?」って。
マスターの代で終わりなんですね。
それはとても残念ですが、あの空間にはあのマスターがあってこそと思うので、それも良いかも、と思ってます。
こんな事書いてたら、凄く行きたくなってきました。
2020/06/10 URL 編集