清水で最後にどこに入るかは、特に決めていなかった。
喫茶店の候補はいくつもあったけど、せっかく18きっぷで時間をかけたのだから、他にはない珍しい店が良い。旅先では日常よりも非日常、のるかそるかの先の読めないドキドキ感が欲しい。
選んだのは、「おしるこ喫茶 船橋舎」。
静岡県静岡市清水区上2-1-20
おしるこ喫茶という見慣れぬ冠に惹かれた。
ただ、同時に思った。
なぜにおしるこ推し? たしかに喫茶にはお雑煮推しの店(マコ)もあるし、手打ちそば推しの店(山と渓谷)もあるし、おでん推しの店(ピーター)もある。だが私の思い描く喫茶店の理想像というものがあり、喫茶店は洋風のイメージ。喫茶メニューでメインを張るのは、パフェやプリンの洋のデザート、おしるこはあったとしてもメニューの隅っこで縮こまってるような感じ。和風のデザートは、どちらかというと甘味処の印象がある。
さらにもう一つの問題。
おしるこ以外なかったりして?
直前に洋菓子喫茶富士で、アンミツマメを食べてしまい、あんこ2軒は厳しい。おしるこ喫茶の冠に惹かれたくせに、その主力商品のおしるこがネックになっている。なら来るなという話だよね(^_^;)。
でもいざ実物の建物を見たら、
いいじゃない! 屋根に煙突みたいなのがついてて個性的。なんだかドイツ辺りにありそうな建物。それにしても随分尖ってる。
見たら入らずにはいられない~~
意外! 喫茶店らしい内装。
大きく立派なカウンターには、闘牛のタペストリー。大きな角まで飾ってある。
壁には絵も飾ってある。画廊喫茶らしい雰囲気。
統一感があるようなないような、つかみ所のない異色な雰囲気で、BGMもなく無音。やけにだだっ広く、それでいてお客さんはいなくて静か。ガラーンとしている。
窓の向こうは庭園。灯篭が立っていた。
メニューは甘味処風のラインナップ。
さすがおしるこ推しだけあり4種類もあるのだけど、この中で気になるネーミング。
おしるこカッポレ。
カッポレ? 謎なネーミングに好奇心がわく。そのカッポレ具合が知りたい。あん2連チャンになるけども、思い切って注文してみようか? 悪ふざけにも似た気分がふつふつと沸いてきた。でも…直前でとどまる。おしるこを看板に掲げるくらいだし、おそらく真面目に作っているはず。試しに注文して、食べきれずに残してしまったら。完食できるか不安もあり、やめておいた。
飲み物のメニューもある。
体の声に従い、よく頼むレモンスカッシュ。
平安時代の貴族の絵がついた湯のみでお茶も一緒に出てきた。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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コメント
SHIHO
メニュー見て興奮しました!
お餅とあんこが大好きなので…
ごぜん、伍衛門、カッポレ…どれも気になります☆
洋風と思いきや、和庭園と瓢箪がぶらさがっているのが面白いですね(o^^o)
かき氷機もある…☆
2017/11/10 URL 編集
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参考までに。いつもうらやましく記事拝読しています。
2017/11/11 URL 編集
エムケイ
それは初めて知りました。
この店のメニューを見たら、どれを選ぶか迷いますね。
> ごぜん、伍衛門、カッポレ…どれも気になります☆
田舎しるこはイメージできますよね。
残り3つですが、この後コメントくださった方のリンク先に詳細な説明がありました。
瓢箪とかき氷機はすっかり見逃してました。
角と闘牛のタペストリー、和庭園ばかりに目がいってました。
やはり他の方の目も大切ですね。
2017/11/12 URL 編集
エムケイ
>
> 参考までに。いつもうらやましく記事拝読しています。
リンク先の記事拝見致しました。
おしるこカッポレは、冷たいしるこにアイスクリームが2つ さらにアイスのまわりに白玉が6つ
冷たいおしるこは夏に良さそうですね。
大変参考になりました。ありがとうございます。
2017/11/12 URL 編集
SHIHO
ご紹介頂いた方、ありがとうございます。
なんて贅沢なおしるこ☆
祭りみたいなおしるこだから、カッポレなのかな?と勝手に想像してしまいました
(^◇^;)
2017/11/13 URL 編集
エムケイ
祭りみたいでカッポレぽいと思いました。
2017/11/14 URL 編集