新井の次は糸魚川。
同じ新潟県内でもここまで来ると、来たな!と感じる。日本列島の東日本と西日本の境界が糸魚川だと聞いたことがある。それ以外にも翡翠の産地だったり、この地に立つこと自体に感慨を覚えた。
っていっても、1時間19分しか滞在できない。感慨はひとまず置いて、「コーヒーハウス チロル」に向かった。
新潟県糸魚川市新鉄1-3-9
ちなみに新井から糸魚川までの経路の詳細は下記。
新井11:39発⇒直江津12:07着(えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン)
直江津12:21発⇒糸魚川13:02(えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン)
それにしても鉄道の名称、他にいいのなかったのだろうか? カタカナと平仮名が混じってるのが書いてて気恥ずかしい。特にトキめきの箇所。
糸魚川駅は日本海口とアルプス口の2つの出口があり、その名の通り日本海口側は海が近く、アルプス口側は山が見える。日本海口を出た。
駅前アーケードには、「がんばれ糸魚川」の垂れ幕があり、当初意味が分からなかったが、後から糸魚川の大火災のことだと思いだした。あれからまだそれほど経ってないのに記憶の風化するのはとても早い。
駅からここまで特別見どころもなく、純喫茶がありそうな感じもなかったが、地図通りそこにあるチロルの外観はその名の通り木を使った山小屋風。
ボケボケの写真で申し訳ありません。
照明を落とした薄暗い店内であることと、カウンターにズラリ並んだお客さんが極力写り込まないように撮影したら、こうなってしまった。
常連さんはカウンターが定位置らしく、そこに混じるハートの強さのない私は、大人数用の横長のテーブル席の端っこに隠れるように座った。
テーブルにはモスグリーン(?)の石の塊らしきものが置いてあった。もしかして翡翠の原石?
壁沿いの背もたれ部分には、高級感のある布張りのクッションになっている。
クラシカルな留め具も付いていた。
メニューはなく、出来るのはコーヒーだけなのだという(ウィンナーコーヒーも可)。たしかにいかにも珈琲の店という感じだった。
カウンター内のママさんは話し好きで、ずっと喋っていた。BGMがないので、会話はすべて筒抜けだった。
少なからぬアウェー感はあったが、それも純喫茶巡りの甘美なる喜びでもある。しかしコーヒーを飲み終えた後手もち無沙汰になってしまい、電車の時刻まで時間はたっぷり残っているが、早めに店を出ることにした。
入口に代々木のトムにあったクローバーみたいな飾りがあったりトキめきポイントはあったが、それについて質問することもなく、チラッと目視するだけで終わってしまった。
駅からチロルまでの最短ルートは新し目&綺麗目なさほど面白みの無い道だったが、時間に余裕もあるし帰りは別のルートを歩くと、なかなか趣のある古い木造の建物があった。そして、これか!
火事の後が眼前に広がっていた。
エムケイ
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コメント
カカポ
ホントに 鉄道名 ゴリゴリの鉄ちゃんにもご意見伺いたいですねぇ。大体ながい!
火事は前代未聞の規模でしたよね。
色々な悪条件が重なってしまって。
何事もなければ美しい日本海の街なのですね。
翡翠が採れるとは!
わずかな時間を訪問に割く、みんなでそうすれば復興も進みますね。
2017/10/19 URL 編集
エムケイ
鉄道名及び路線名、いかにもセンスない(命名した人には申し訳ないですが)。
あいの風とやま鉄道とかもね(^_^;)。
> 火事は前代未聞の規模でしたよね。
> 色々な悪条件が重なってしまって。
本当に悪条件が重なりましたね。
私が訪れたのは火事の5カ月後でしたが、実際は写真以上の広範囲に渡っていました。
ヒスイの産地で、たしか駅前にそれ用の施設(名前は失念)がありましたが、時間が足りず寄ることができませんでした。
2017/10/22 URL 編集
あかりのママ
2017/10/23 URL 編集
エムケイ
新潟県で行ってないのが、糸魚川だけ?
それは凄いです。新潟県は広いです。
2017/10/24 URL 編集