湯島には純喫茶がそれなりにあるけども、どこもさっさと早い時間に閉めてしまうので、訪問のハードルが高い。
しかし別に入らなくてもいい店があるのも確か。どこの店なのかという店名を明らかにする質問には答えかねるけど。
そんな中、若干無理してでも入っておいた方が良いのが、これから紹介する「喫茶 シャルマン」。
東京都台東区上野1-16-15
何年か前昼間に入ったときは、さすがの喫煙者に寛大な私も「こりゃヒドイ」と我慢の限界の煙モクモク状態で視界が白く濁っていた。ただその時でさえも、地味に内装の素晴らしさに驚き、ここは写真に撮っておきたいと思ったが、ほぼ満席のため自粛した。今回は夕方過ぎだったため他にお客がいなかったので(帰るのを待ったという説も?)、なんとか雰囲気をお伝えできる写真を撮れたのでご報告。
入口の上はステンドグラス。
まずは造りが素晴らしい。
外から見るより奥行きがあり、奥が低く半地下のようになっている。
壁の模様もいい。のっぺり一色じゃなくて、模様みたくなってて、場所によって違うのがいい。
壁に掛かっている絵もいい。湯島は上野に近く、上野公園内にはメジャーな美術館があるけど、もしそういうところに常設されてるようなメジャーな西洋の絵画が飾ってあったらいかにも偽物くさく安っぽく思えるけど、少なくともここに飾ってあるのは私の知らない絵なので良かった。
あとはぶら下がってる照明も普通のようでいてミッドセンチュリー風のペンダントライトだし、カウンターもいいね。あれあれれ? なんか色々次から次へと出てくるよ。見どころ満載の店なのである。
うふふ。レジ回りも可愛い。これは改めて気付いたポイント。
濃いのを覚悟して頼んだコーヒーだが、人の記憶のいかにあてにならないことよ。記憶にあるものよりずっと薄かった。
この店は18時30分までとこの界隈では比較的遅くまで営業しているが、残り1時間前に入ってきたのは、いかにも外国人という白人のお客さん。BGMが洋楽だったから英語でもイケると思ったのか、英語で話していたがママさんは分からず、こちらにふられ、代わりに同行者が英語で対応した。
その内容は、緑茶が頼みたいけどあるか?というもの。
ママさんにそう伝えると緑茶はないのだという。「ならいいです」と出ていってしまった。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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