【荻窪】COFFEE 沙羅(SARA)(閉店)

夜、荻窪で飲む約束があり、待ち合わせ2時間前に荻窪駅に来た。さ~~て、時間まで荻窪純喫茶巡りするか、と南口を攻める。が、どこもみな混んでいる。結局収穫ゼロなまま、東電荻窪支社まで来てしまった。あきらめて荻窪駅に戻る途中、「COFFEE 沙羅(SARA)」というサイフォンコーヒーの店を見つけた。すずらん通りです。

沙羅・外観

COFFEE 沙羅 (SARA)

東京都杉並区荻窪5-14-13 (荻窪・すずらん通り)
閉店(時期不明)

外観的には狭そうに見えた。けど奥行きがあり、テーブルはゆったりしている。先客が1組だけ。スーツ姿の男性2人。30歳前後。2人がどういう関係かはまだ分からない。彼らのテーブルの近くに座ることにした。

カレーやピラフ等軽食メニューもあり、お腹は空いていたが、飲みの前なので、クッキーセットにした。手作りらしい。それがこれ。

沙羅・クッキーセット

一瞬、饅頭に見えた。ところが、触ると固いので、やっぱりクッキーだ。実際、食べてみると、味はなかなか美味しい。コーヒーもスッキリと澄んだ味わい。適当に入ったわりには当たりだった。

BGMはクラシック。木を中心とした内装で、天井には大きなレトロな照明。江戸東京たてもの園に保存されてる個人の邸宅の応接間にありそうなタイプ。

お店の人は50~60歳代の女性と75歳以上に見える女性の2人。テーブル席より1段低い位置にあるカウンター内の隅っこで静かに佇んでいた。落ち着けそうな雰囲気なので、待ち合わせまでここで本でも読もうと思っていた。

ところが、先客男性の会話に妨げられる。
「アメブロとツイッター、ワードプレス、フェイスブックの4つを中心に動いてます」とレトロな昭和な店で、最新のソーシャルネットワークな会話を始めた。会話というより、片方が話し手で、片方は「うんうん」と完全なる聞き手に徹していましたが。

せっかくなので、私も完全なる聞き手として会話に混ざってみた。本はまったく頭に入ってこないので、入口に並べてある新聞から夕刊を適当に取って、広げて読んでるふりしながら聞いた。

  • フェイスブック経由でアメブロにアクセスを集める。
  • SEO対策にはワードプレスがいい。ワードプレスでブログを書くと検索エンジンで上位に表示される。
  • ツイッターではあまりプライベート過ぎることをつぶやいても、会ったことない人はフォローしてくれない。だから「キャバクラなう」とか書くのはやめたほうがよい。
  • いずれは起業を考えている。などなど。

完全聞き手役の男性は「そんな世界があるんですね。勉強になります」と調子を合わせている。
話し手の男性は「ツイッターは私の名前で検索してくれれば見つかります。良かったらフォローしてください」とあくまでネット世界にアグレッシブな姿勢を崩さない。
2人の関係は最後まで分からなかった。

勝手に異業種交流会とかセミナー的なとこで出会ったんじゃないかと思い込んでますが…。

待ち合わせまで1時間位残っていたが、コーヒーも飲み終わってしまい、ひとまず店を出ることにした。ソーシャルネットワークな話も途中から飽きてきたし。今度はもっと静かなときを狙って、窓際の席でゆっくり本でも読みに来たい。お店の方はあくまでマイペースで淡々としていた。

【2019/12/25追記】すでに別の建物になっていました。

利用金額

  • クッキーセット 680円

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