見た瞬間おおっ!ってなる立派な洋館の建物。
1963年創業の老舗純喫茶「カフェーズ・ハウス 白十字」。
本当言うと、ここは事前に見た店内写真が新し目だったのでさほど気乗りしてなかったんだけど、いざこの風格ある外観を見てしまったら、もはや素通りは無理。迷わず入店。
山口県周南市若宮町2-47
木々で一部隠れちゃってるけども、窓辺には「HAKUJUJI」の店名入り。さすが50年超の老舗となると、アピール具合にも堂が入っている。
その割にドアに入った白十字の店名はやけに控えめでちんまりしている。
広くてゴージャス。
天井の所々にアーチみたいなのが付いてて、華やかなシャンデリアも。
ちょっと白すぎて綺麗目新し目の壁が事前の写真通りではあったけども、アンティークな家具や置物には高級感があり、大箱純喫茶としての貫禄は充分。
人通りの少ない目立たない場所にあるのに、どこから集まってきたのやら? 店内はお客さんでそこそこ席が埋まっていた。マダムの優雅なティータイムといった雰囲気。
BGMはクラシック音楽。
ただ広いだけじゃなく、いくつかにエリアが分かれている。中央にあるレジカウンターが丸いのが珍しかった。
奥が少し段差で高くなっており(段差注意の注意書き有)、ここが一番おこもり感があって良かったんだけど、予約席のプレートが置いてあった。大体にしてこういう特等席は予約席になっているのは純喫茶界ではお約束。そして団体さんが入店すると即座に予約解除されるのもお約束。
ならば、ここしかないよね。乙女すぎてちょっと気恥ずかしい窓際の席。フリル付のカーテンをさらにリボンで束ねている。
お冷のグラスはコーヒーミルのイラストと店名が入ったもの。
これ1つで一気に品格が上がる。グラスに店名が入ってるくらいだもの、もちろん紙ナプキンにも。
こちらの店の自慢はトアルコトラジャのコーヒーだが、旅先ではカフェインの摂り過ぎを控えているためコーヒー以外のもので。
いちごジュース(季節限定)。
エトワルでもイチゴ、ここでもイチゴ。大体どこの店でもイチゴは季節限定なので、だからこそ頼めるときは頼んでおきたい。
ミルク感が強いものの、文句なしに美味しい。あまりに美味しくて、あっという間に飲み干してしまった。アイスコーヒーだったらこうはいかないのに。
他にもプリンが人気だったり、自家製パンケーキがあったり、メニューは手抜きなしでレベルが高い様子。
プリンとパンケーキに関しては、その両方がワンプレートになったプリンパンケーキを食べている純喫茶にぃさんのブログ記事を最後にリンクしているので、気になる方はそちらをどうぞ。パンケーキの焼き色から間違いなく絶品と思われる。ああ、食べたいよう!
コーヒーに関するポエムの入った伝票は、黒文字の店名と白抜きのロゴの両方記載。
もちろんマッチ有!
側面には現在の住所と電話番号が記載されているが、純喫茶にぃさんのブログに掲載されているマッチは以前あった下松市の住所になっていた。ということは、現在のマッチは新住所に合わせて新しく作ったものということになる。
在庫限り、なくなったらはいそれまでよ!というのが大多数の純喫茶だが、いまだ攻めの姿勢でマッチを新規作成しているとは嬉しい限り。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
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