山北では魅力的な町並みを堪能できたが、それでも一抹の物足りなさが。
純喫茶。今回の御殿場線を巡る日帰り旅では、下調べの段階で絶対数が足りないことは分かりきっていたので、努めて期待しないようにしていた。しかし、本音では心のどこかで淡い期待を抱いていた。
なので、純喫茶っぽい赤い庇が見えたときは我を失った。
キターーーーーー!
遠くにあり小さくしか見えないが、○富士という店名が読み取れる。
「でもあれ、たばこって書いてあるよ。たばこ屋だよ」 すかさず水を差す同行者。
いやいや、純喫茶にはよくあるじゃない? たばこ併設喫茶というポピュラーな形態が。
「でもあそこ、山だよ。近いように見えて遠いよ。無理だよ」
……確かに。もう歩き疲れてるし、わざわざ行ってやってませんでした(or単なるたばこ屋でした)では、徒労感は果てしない。そこで出た折衷案。
スマホで検索してみよう。
結果:なし。行ってみよう!
ひーひー言いながら坂道を上り行きついたのが、国道246号線。
ご休息の文字が! 思ってた通り、やっぱり喫茶だ。
店名は晴富士。晴れた日に富士山が見えるとか、そんな意味かしら?
ただし、すでに閉店。まあ、そうよね。
自動販売機の横には缶コーヒーの絵。
絵……。絵?
木目が! えっ? 木に書いてある?
それも平べったい板じゃなくて、表面が丸みを帯びている。缶の丸みまで表現するとは律儀な!
なんだろう、この手作り感。販促のためにDAIDOが作ったものなのかしら? それにしては一度も見たことないけど。
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こちらの晴富士について。駅の観光案内の人に聞いたところ、すでに10年位前に閉店したとのこと。どうやら食事を出すドライブインみたいな存在だったらしい。
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≪御殿場線純喫茶巡りまとめ≫
今回御殿場駅徒歩圏に絞って回ったが、かなりエリアを絞っておりベルは素敵だったがそれ以外は見つからなかったが、徒歩15分以上まで範囲を広げればまだあったのでは?という後悔もある。また行く前と、その後では視点が変わるということはよくあり、御殿場も車(またはバス)を利用する激遠い場所によさげな喫茶があることも知った。御殿場は再度回ってみたいと思っている。
結局この後純喫茶欲を満たすために松田に行き、モンタナで喫茶をした。松田は小田急線との乗り換え駅なので需要があるのか駅前に3軒喫茶店がある。御殿場線で純喫茶巡りをするなら、松田と沼津ということだろうか。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
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