純な刺激はないものの、純粋に良い店だった。
神奈川県川崎市川崎区宮前8-18
値段も安い。サービスタイム中で各種ドリンクが330円(13:00~16:50)。
川崎は労働者の街。その割に大都会だから、どこの喫茶店も全体的に値段は若干高め。こちらはかなり良心的。
入口ってここ? 随分と入店難易度が高いな(-_-;)と躊躇っていると、横に階段があった。
喫茶トリムがあるのは2階。
やはり私みたく入口が分からない人がいるのかも(^_^;)
たしかに純な刺激はなけど、店内は正統派純喫茶として過不足のない内装。
それどころか川崎ではかなり良い部類ではないかと。
天井には昭和30年代頃のちょっと良いお宅にありそうな照明。
カウンター付近のテーブル席には常連さんらしきおじ様が固まっていたので、そこから思いっきり離れた窓際席に着席。
「どうぞ」 お店の女性(ママさん?)からブランケットを渡された。
訪問したのは4月初旬。桜が咲いていたが、まだ肌寒かったので有難くひざ掛けとして使わせていただいた。
窓にはなぜかスヌーピーのぬいぐるみがズラリと並んでいたし、結構ファンシー好きな店主なのかもしれぬ。
一緒にいても
きみの目はいつも舞台にばかりむいていた…
いつだって
きみの心はここにあらずといった感じで
さそうのはぼくの方ばかり
会いにいくのもぼくの方だった…
それでも
好きだった…
お別れだね マヤちゃん
いままで通り友達のようにつきあうなんて
ぼくにはもう
できない…
壁際にガラスの仮面が山積みになっていたので、一番上に置いてあった15巻を読んだ。
いつも陰ながら支えてくれた桜小路くんが自ら身を引き、別れを切り出すシーン。この後、「桜小路くん、いい人だったのに…」と泣く北島マヤ。
いい人? それだけかい!(-_-;)
それでいて速攻で何事もないかのように、里見某という青春スター(笑)との仲を発表し交際を始める。桜小路くんが可愛そ過ぎる><
思わず漫画に読みふけってしまった。
あれ? なんかガラスの仮面の話になってる? ま、それだけ居心地良い空間だからこそ漫画に熱中できたということで。
でも最後にはやっぱり純喫茶的な方向で締めておきたい。
マッチがあるか聞いてみるとガサゴソと棚の中を探し渡してくれた。
40年前に作ったもので、こちらは裏面。表面には電話番号が記載されているが、現在は使われていないという。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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コメント
ひよこたそ
ここも入るとなかなかディープで昭和な空間ですよ。
http://ooshimagekizyou.sakura.ne.jp/
2017/05/21 URL 編集
エムケイ
> ここも入るとなかなかディープで昭和な空間ですよ。
その存在自体初めて知りました。また川崎に行くことがあればチェックしてみます。
2017/05/22 URL 編集