初の鹿島神宮。
東京駅から高速バスに乗って2時間。鹿島神宮駅には9時35分着。我ながら物好きである。
目的はただ一つ。
喫茶にあるまじき類まれなエンタメ性の高さで、地元では有名な、「エミール」という喫茶店を訪問するため。
なぜ高速バスにしたのかというと、
鉄道だと本数が非常に少ないから。ちなみにsuica非対応駅。
駅前にはモアというコーヒーショップがあったが、ひとまずスルー。矢印に従い、エミールのある鹿島神宮方面にてくてく歩く。だらだらと坂が続く。
ああ、坂はここまでだ。左に曲がると、鹿島神宮の参道たる商店街。
まず鶴屋商店という昭和風情の店が目に留まる。お菓子、果物、たばこ。
バス切符売り場も兼ねている。
取り扱い品目に統一性がなく、何屋さんと一言で言い表し難いが、コンビニエンスストアの役割を果たしているのではなかろうか。
歩いてる人はほとんどいなかった。
観光地によくある、顔の部分だけくり抜いた記念撮影用のボード。鹿島→鹿? どうやら鹿が名物らしい。広島県の宮島もだが、神社と鹿って相性が良いのかしら?
商店街の中ほどで、件の喫茶現る。
9:50着。少し早すぎたみたい。10時開店。
それまでぶらぶら商店街で時間を潰す。
うちだや。商店街では珍しいドライブイン。
古めかしい食堂もありそそられたが、お目当ての喫茶のため胃袋は空けておきたい。
そろそろだろうか? 10分後、再度エミールに行ってみたが、まだやってない!
まさか休み?
事前情報では、鹿島スタジアムで鹿島アントラーズの試合がある日が休みということだが(アントラーズの熱狂的ファン?)、試合は明日だと確認している。
もしや定休日が変わった?
1階の喫茶室に人の気配があったので、入った。
注意:エミールは1階が喫茶室、2階がレストラン。だが、お目当ては2階のレストラン。紛らわしいが、レストランを名乗る2階の方が純喫茶度が高い店なのである。
参考までに1階の写真。壁に純な趣があるものの、どちらかといえば普通。
厨房には2人の女性店員。
「2階は何時からですか?」
「ごめんなさい」
なに? なに? まさか休みって言うんじゃ? ここまで来させておいて、そんな殺生な!
「今日は11時30分からなの。それまで鹿島神宮でも散歩しててください」
あっけらかんと言うなー \(^o^)/
試合がある日は、鹿島スタジアムにエミールが出店するので休みなんだって(遊びじゃないのか)。試合は翌日だが、その準備に追われていて、オープンが遅れているんだとか。
1時間半もどこで時間を潰すかとか、お腹空いて耐えられないとか、もうそんなの全然気にしない。休みじゃないだけで嬉しい。
\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/
参道商店街と平行に走る別の商店街で、小腹を満たすために甘太郎を購入。
甘太郎というのは、大判焼きのこと。鹿嶋ではこう呼ぶ。
地域によって大判焼きの呼び名は変わり、栃木県足利市では「じまん焼き」だった。
血糖値が上がり脳が活性化されたところで、本格散策モード。
いい味出してる清原青果(FRUIT & VEGETABLE KIYOHARA)
喫茶店も!?
「喫茶セントラル」
営業時間はPM5:00~PM12:00
夜型営業? 気になる外観だが、その殺伐した様子から廃業喫茶の可能性も否めない。
そこからさらに歩き、場末な空気の一画に出くわす。少し歩くと、一見客には近寄りがたい飲み屋なども。
無駄に記事が長くなるので、ざくっと割愛。
エミール営業まで残り30分を切ったところでようやく鹿島神宮。
樹齢何百年だろうか、立派な木々が頭上を覆う。商店街にはほとんど人がいなかったが、こちらはそこそこ賑わっており、ターバンを頭に巻いた外国人の方も歩いていた。
この先に鹿がいるらしい。
鹿の餌も売っている(たしか人参)。
面白いくらい餌に群がる鹿たち。
随分と待たされたが、今度こそ営業中。
次の記事にて、エミールのレポート(こちらも結構長い)。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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コメント
あかりのママ
電車は果てしない感じです。佐原から乗り換えですから。
後半が楽しみです。早く読みたいです。鹿島神宮周辺の街並みも昭和感があっていいですね。駅前のモアも気になりました。
2016/07/19 URL 編集
エムケイ
水戸からの電車も2時間に1本位だし。
佐原や成田からだと案外近いんですよね。
高速バスは本数が多いので便利です。
今回エミール開店待ちで散策しまくったので、写真はたくさん残ってますが、昭和の風景残ってます。
駅前のモア、普通でした。
2016/07/21 URL 編集