【蓮根】珈琲 ファニー(fany)

都営地下鉄の一日乗車券を使って喫茶店巡り。

ただし、これまでもさんざ都営は使いまくっているので、ネタ切れ感が。その上、喫茶過疎曜日の日曜日。

それでも探せばある! まったくノーチェックで、存在すら端にもかけていなかった蓮根に、同行者がどこかから探し出してきた、マンションの一階にある喫茶店「珈琲 ファニー」。

蓮根・ファニー1

珈琲 ファニー(fany)

東京都板橋区蓮根3-14-25 蓮根サンパワー1F
レストランfanyへようこそ!

蓮根は、このとき初めて降りた。遠くもないが、近くもない。中途半端な場所という印象。純喫茶巡りっておかしな趣味だよね。純喫茶のために、まったく用もない場所にわざわざ出向いていくのだから。

駅からは分かりやすい。ひたすら一本道を歩くだけ。でも、この整理され具合が面白味がなくて、あまりそそらない。商店街ていう感じでもないし、まあ典型的な住宅街というかベッドタウン。散策向きではない場所だよね。

「お気に召すかどうか」 同行者もイマイチ確信のもてない様子。でもいいよ。微妙でも許す。前日、超絶珠玉喫茶を訪れたばかりで、いまだ醒めぬ余韻に包まれ、私の頭の中はふわふわしてるのだから。とりあえず営業しててくれさえすれば。

蓮根・ファニー2

えっ! なに? いいじゃない!

看板もレトロで素敵だし、中が見えそうで見えない(←ここ重要)。主張しすぎない、ほどほどのひっそり具合に期待がグッと高まる。

蓮根・ファニー3 蓮根・ファニー4 蓮根・ファニー5 蓮根・ファニー6 蓮根・ファニー7

店内もなかなか良いね。

広々してる。ゆったりしてる。明るい。

もうこれだけで言うことなし。調度品も程よくどっしりとした重厚感あるし。

椅子は全部ソファータイプ。思いっきり後ろにふんぞり返れる。重役志向の応接間みたいな感じ?

窓も大きく開けてて、そこから庭が見える。梅の花みたいなのも咲いてる。

しかもただ広いだけじゃなくて、空間がいくつも区切られてて、団体さん向けの席もあり。なかなか良い雰囲気なのだ。

まだあるんだね、こういう店! すっかりお気に召した。

(入ってからずっと「ここいいね、ここいいね」 言い続けていた)

蓮根・ファニー8

モーニングは9:00~11:30

ABCの3種類。Cの和風定食、内容どんなだろうか? 朝から800円はちょっと私には贅沢だな。前日は新幹線も使ってるし。

蓮根・ファニー9

ということで、一番安いAモーニング(500円)。

盛りだくさん! サラダが付いてるのは嬉しい。トーストなのに味噌汁なのが、なんか純(笑)。

蓮根・ファニー10

店員さんを呼ぶときは各テーブルに設置されたチャイムで。

ちょっとファミレスっぽいが、大箱ならではということで大目に見よう(←何様?)。執事を呼ぶ呼び鈴みたいなのを持ち上げて優雅にチリ~ン♪だと純度アップするのだけど(^^;

蓮根・ファニー11

テーブルには醤油常備。

ここはガチガチな喫茶ではなく、カフェレストラン的。お店側も「洋食喫茶レストラン」を名乗っている。メニューは紹介しきれないほど沢山! 我々が入ったのは10時位だったので先客ゼロだったが、徐々にお客さんも増えていった。ランチタイムは結構混むんじゃなかろうか?

それでもテーブル1つ1つが大きいので、満席になっても圧迫感はそんなになさそう。生ビールを飲んでるお客さんもいたし、使い勝手はめちゃくちゃ良さそう。本気で近場に欲しいタイプ。

蓮根・ファニー12

窓辺は日が射し明るく、居心地良し。ずーーーっと、このまま居座りたい。

蓮根・ファニー13

写真をブログに掲載したい旨お伝えすると、コーヒーとお団子をサービスしてくれた。団子はゴマでコーティングしたもので中に餡子が入っていた。ご馳走様でした。

蓮根・ファニー14

ロゴも可愛い。

蓮根・ファニー15

伝票も店名入りオリジナル。

創業年は伺ったが、うっかり失念。たしか昭和50年代だったと思うが、曖昧。

そして、猫好きには朗報。どこからともなくニャーニャーと猫の鳴き声が聞こえてきたので、その声に導かれると、奥に猫が! 専用の入れ物(?)に大人しく鎮座していた。オレンジの縞模様。名前はディラン。随分とシャレた名前だな。とても人懐こく撫でさせてもらった。

お客さんが増えたらいつの間にか消えていたので、いつも会えるわけではないと思うが、ここも看板猫のいる喫茶店として覚えておきたい。

利用金額

  • Aモーニング 500円

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コメント

なおき

BGMは何でしょうか?
気になります…

エムケイ

>なおきさん
なぜかBGMの記憶が飛んでます。

BGMの印象がそんなになかったということですね。
今までそういう場合は音量小さ目のインストのケースが多かったです。
ここもそうだったかも・・・

うさぎや

PVに使われました(ロケ地)。
 初めまして。
 このお店、早見沙織ニューシングル「新しい朝(あした)」PVのロケ地だったんですね。シナリオは都内でなく、地方(長野県?、PVでの履歴書から)にある、食事の出る純喫茶、という設定みたいです。
 ロケで使用された、透明なアクリル板に、白色のホワイトボードペンで書くサインボードは、いまも残っているようです。
参考URL:
https://www.youtube.com/watch?v=WMEEI4UqvoI
https://akiba-souken.com/article/36062/

駄文、失礼しました。

エムケイ

>うさぎやさん
動画を見てみました。
てっきり一部店内で撮影かと思っていたら、全部でしたね。
実物より幻想的に見えました。

うさぎや

ありがとうございます。
>エムケイ様

>実物より幻想的に見えました。
 恐らく撮影時には、窓の外は植物を増やしていて、外に焦点を合わせないよう、わざとボケるように撮影又は加工してあったり、陽光の中、若葉が風に揺れているなどの演出で、幻想的な感じになるのではと思いました。
 作品は東京都内、それも23区内での撮影とはとても思えないイメージですね。

 レス頂き、本当にありがとうございました。

エムケイ

>うさぎやさん
さすがプロの技ですかね。
わざとボケる感じも雰囲気出てました。
もし教えてもらってなかったら、あの映像だけだとすぐは分からなかったかもしれません。
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ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。

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