【常盤】歓楽街の面影・水島ディープ散策

※言い訳がましいが、メモは取っていないため固有名詞等いい加減なのであしからず。

水島臨海鉄道の常盤駅下車。いきなり横一列に並ぶ建物。写真で見るとそうでもないが、いざその場に立つと異様な光景。

人っこ１人歩いていない寂しい駅前。なぜか「鳩時計」と書いた看板(?)が目に飛び込んできた。写真は撮り忘れた。

前日ろくに食べていないため、空腹MAX状態。とりあえずはモーニングを！と吉田珈琲店に向かう。途中、バブルの残り香的店名「喫茶ベルサーチ」を発見するが、休みの様子。そのまま通過。

道は妙に整然としており、逆に曲がる箇所が分からなくなった。

いきなりパンチの効いたパブ＆スナックに出会う。店名は「メロン島」。

（岡山県倉敷市水島東常盤町5-11）

壁面には艶めかしいステンドグラス。

道に迷ってしまった。

ブルーチップ？　どうやら商店街らしい。

このアーケードの年季の入り具合から大阪西成区のとある商店街を思い出した。

岡山ローカル「ニシナ百貨店」。

（倉敷市水島東常盤町10-5）

向かいのドラッグストアは閉店している様子。ここ以外にも閉店後の放置店舗をいくつも見かけた。

ズラリと並ぶスナックに圧倒される。

紛れて純喫茶も一軒あり。

「喫茶エリート」。やってたら入りたかった！残念！

隣のスナックビル。

こ、これは？

１階は何かの店のよう。２階の個性的な装飾に目を奪われた。

吉田珈琲店
岡山県倉敷市水島西常盤町5-2

この少し先の純喫茶で一回目のモーニングをする。

一応、水島エリアに来るにあたって、調べられるだけ純喫茶のチェックはしており、ここもそのうちのひとつ。

喫茶まどろす
岡山県倉敷市水島西常盤町8-8

スナッキーなビルの２階にある。

この紅い実がまどろすなのだろうか？

階段を上るとどことなく廃墟チックな雰囲気。

踊場には不思議な山の写真。

ガラス張のドアから中が覗けた。まだ現役の喫茶店っぽい。お休みのよう。あと同じ住所に「古都」という喫茶があるはずだが見つけられなかった。

喫茶Q
岡山県倉敷市水島東常盤町11-21

線路の近くで強烈にカッコイイ喫茶発見！

享楽的なオレンジと白のくの字型庇（事前作成した地図にも「※庇がヤバい」と書いてあった）。

うーん。これは……。

マジックミラーではなかろうか？　「御用の方はインターフォンでお呼びください」的な貼り紙があったが、とても恐れ多くて無理……。

１階がレストラン喫茶Q、２階が貸テーブル麻雀Q

麻雀店へ誘う看板には「階上麻雀Q」。階上喫茶という表記は何度か見たことあるが、階上麻雀は初めて見た。いずれにしても昭和の響き。

ところでQは何の略称だろうか？

心惹かれるもののハードルは高い。こちらに入ったことある方いらしたらご連絡ください。

階上麻雀の先の「トップレディ」。店名に惹かれ写真。スナック街、一体何カ所あるんだろか？

若草
岡山県倉敷市水島東栄町3-8

岡山在住の方よりかなりのプッシュされていたが、残念ながらこの日は定休日の日曜日。

東京からわざわざ来た純喫茶マニアのためにこの日だけ開けてくれる温情はないのだろうか？　などと無茶な願望を口にしていると、まさかまさかの営業中！　嘘？

西洋乞食
岡山県倉敷市水島西栄町12-27

昨年８月に訪問しているが、せっかくなので見に行った。こちらは日曜日はしっかりお休み。

この後、先の岡山の方より大通り沿いに「JUN」という喫茶店があると教えられ見に行くと、すごい好みのレトロモダンな外観。ところがこちらも日曜日は休み。残念。

今回の水島散策は予定外に時間をかけた。喫茶店が思いのほか多いので来ただけだが、水島に関する事前情報なしで来た分、インパクトが大きく大興奮で歩き回った。スナック、風俗店が広範囲で広がり、昔歓楽街として栄えていたであろう面影が残っている。

後から調べてみると、水島地域は高度成長期に工業で発展し、歓楽街も相当発展していたのだという。この経緯は繊維業の発展により歓楽街が生まれた山梨県富士吉田市の月江寺に似ている。