東十条の「みかさ」の閉店情報が再浮上しました。
2019年に一度閉店するという話題が出ましたが、その後しばらく継続することになったという経緯があります。今後もどのように変わるか分からないので、当ブログでは詳細な閉店月日について書くことは慎みます。
東京都北区東十条2-15-9
2021年2月27日閉店
こちらを初めて訪問したのは2013年2月。季節は冬。何度かフラれた後でした。
けっして広い店ではなく、駅前というわけでもないのに、お客さんでいっぱい。そこに集うお客さんにとっては、完全に生活の一部、かけがえのない場所であることは、初めての短い訪問でも十分伝わってきました。
純喫茶好きにとっては、見た目も大好物。青い艶々したベルベットの椅子と、亀甲模様のクッション壁のコンビが素敵で、一人心の中でキャッキャ騒いでいました。
カウンターの奥のトイレのドアが鮮やかなスカイブルーだった記憶があります(当時のメモでは形が銀杏切り)。
お会計の時ママさんから、「寒いですね。来てくれてありがとう。さようなら」と声をかけていただきました。
都内だし、またいつでも来れるし、素敵な喫茶店だし、また来たい気持ちもあったので、その時は店内の写真を一枚も撮っていません。
それから時は流れ。何度か再訪問を試みたのですが、休みなのか営業終了後なのか閉まっていたり、運よく営業してても満席で入れなかったり、ずっと気になる存在でした。2019年に閉店の情報が出ましたが、立て続けに訪問する人たちの姿をSNSで見るにつけ、自分は行ってはいけないと思い、行くのを諦めてしまいました(この心理、分かる方いらっしゃいますよね?)。
その後、閉店は一時お預け継続することになり、1年経ち、2020年の新型コロナウイルス。世の中が冷え込み始めた頃(2020年2月)、今なら行ってもいいのでは?と思い、行ってみました。
平日の午後なら空いてるかもと、金曜日の午後に再訪問。
ミックスサンド
これ、もの凄く美味しい! 卵がゆで卵を潰したものじゃなくて、焼きたてほかほかの卵焼きだったのが好印象。ゆで卵も嫌いじゃないんですが、やっぱり卵焼きの方がねえ?
コーヒーを飲みながらまったりしてると、それまで空いてた店に1人、また1人とお客さんが入ってきました。そこで交わされる会話はほぼほぼコロナの話題。
それから別の日に、モーニングで訪れ、今度は焼きサンドにしてみたのですが、個人的にはこちらのサンドは焼きが入ってない方が好み。看板にホットサンドの文字があるので、推しメニューなのかもしれませんが。
コーヒーは濃かった。
店内の様子は2013年の時とまったく変わっていないように思います。
しかし、床の模様が素敵なことに、この時初めて気づきました。そして、スカイブルーのドアはどこにあるのでしょう? 見つかりません。見逃したのか、撤去したのか不明。
ママさんは明るく溌剌とした太陽のような方で、かつて浅草橋にあった喫茶店「瀬羅夢」のママさんと印象が重なります。
ずっと聞くことを忘れていて、3回目でやっとマッチを手にしました。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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コメント
コノ
先程みかささんに行ってきました。
残念ながら来月の2月一杯で閉店とママさんから聞きました。
最終営業日は2月27日(土)との事です。
2021/01/30 URL 編集
エムケイ
やはり今回は2月の閉店なんですね。
最終営業日は2月27日(土)
しかと承りました。
ご報告ありがとうございます。
2021/01/31 URL 編集