マロンという店名の喫茶店を何軒か知っている。
それらの特徴は、いずれの喫茶店も全然栗らしさがないこと。
これから紹介する「cafe de マロン」にも栗要素はなく、それよりはクラシカルでゴージャスな喫茶店という印象。いい意味で店名の期待を裏切ってくれた。
大阪府大阪市阿倍野区西田辺町2-2-22
2018年7月16日閉店(53年間の歴史に幕)
そのゴージャスさもギラギラド派手なお水っぽいものではなく、シックで落ち着いたアンティーク調。
(注)前者のギラギラお水系ゴージャスも好きなので。念の為。
椅子はクラシカルな模様の入ったゴブラン織り、床には花模様の絨毯。天井は規則正しく正方形にくり抜かれており、そこにはアンティークな照明が碁盤の目に並び、京都の純喫茶翡翠の天井と似ていた。
壁の煉瓦がバラバラなので古城の雰囲気も出ている。
嬉しいのは中2階があること。
高低差がある喫茶店はそれだけで特別感がある。もちろん上がらせてもらう。
BGMは音量大きめのジャズ。
あちこち回って珈琲を飲みすぎていたためホットカルピス。カップとソーサーの花の絵には立体感があった。
いいカップだな~ 喜んでたのも束の間。同行者の頼んだバナナジュースに付いてきたもの。
ロゴ入りコースターとストロー。
それもかなり秀逸なロゴ。Mの字のデザインが素晴らしい!
羨ましい。写真だけ撮らさせてもらった。
伝票にもお揃いのロゴ。
金色で最高に素敵なマッチをお会計のときいただいた。大切な宝物。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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コメント
雪翁
ですね。昔 親戚が このあたりに住んでいたので 知っております。
西田辺というと 忘れては いけないのが 御堂筋線の西田辺駅前の
喫茶店「チケ」 です。
コーヒーの 美味しさでは大阪でも 指折りの お店である だけではなく
日本でも数少ない タンゴ喫茶です。タンゴ喫茶というのは 東京の神保町
の「ミロンガ」と ここ大阪の「チケ」ぐらいです。
「チケ」とはスペイン語で 英語の「シック」に相当する形容詞で
タンゴの名曲で「チケ」というのが あるのです。
現在は先代の子供さんが 後を継いで いられるようですが
うかうか してると閉店 という可能性も あるので
お早く どうぞ。
2018/06/18 URL 編集
エムケイ
開いてたので中に入りました。
ですが、お店の人はいなく、お客さんだけが座ってて、「今日はもう終わり」みたいなことを言われ諦めてしまいました。
内装はとても素敵でしたね…。
タンゴ喫茶ですか。いつか営業中にリベンジしたいものです。
2018/06/20 URL 編集
蜥蜴
行きはりました?と書こうとして久々に調べてみたらやってないみたいですね。
中は結構大箱でクラシカルな感じで素敵だったのですが。
前の住んでいた場所が阪和線の駅のちかめだったので、
よく鶴ヶ丘駅まで行って今日はマロンとどっち入ろうかのぅってしてたのですがのぅ。
マロンのが好きだったものの。ジャバも雰囲気がよかったのになぁ。
人が結構いつも多かったので、こちらが先になくなるとは…
驚きです。
「チケ」自分も行ってみたいのですが、平日は敷居が高いですのぅ。
2018/06/27 URL 編集
エムケイ
やってたら行きたかったです。
残念なことに閉店したみたいです。
あの界隈は大箱ゴージャス系に恵まれてますね。
チケは私もいつになったら行けるのか。
喫茶はしていないものの、すでに中に入って内装をしっかり堪能してしまったので、すっかり入った気分で、あえてもう一度となると難しいかも。
2018/06/27 URL 編集