富士山の麓・御殿場 (1) 純喫茶巡りも楽じゃない

アウトレットには興味なし。

富士山に登る根性はもっとなし。御殿場に来たのは純喫茶のためである。

純喫茶をめぐる旅には困難がつきもの。今回もその例にもれず、順風満帆とはいかなかった。決して苦労自慢したいわけではないが、それ込みで純喫茶巡りを楽しんでいるので、泥臭い部分も包み隠さず報告しておきたい。

御殿場1

御殿場駅は富士山口と箱根乙女口に分かれており、この先出てくるのは富士山口である。

(ところで箱根の乙女ってどういう意味?)

御殿場2

その名の示す通り富士山に登山する人はこちらの出口に出るようだが、登山口までは相当離れているみたい。

麓の町というのは、山梨県側もだが標高が高いからか気温が低い。比較的温暖な静岡県内でも同様で、3月だというのに駅前にある電光掲示板の気温は8度を示していた。

ただこの位の寒さの方が散策日和ともいえる。

御殿場3

駅前は随分整備されてる。新しい目の建物が多く、さほど見どころはなし。

御殿場4

メインの通りは商店街になっており、富士山の麓の町らしく、パチンコ屋も店名がマウント。隣もオーナーが一緒なのかマウント劇場。

御殿場5

途中でわき道にそれると、ごちゃっとした雰囲気の喫茶店があった。

御殿場6

「喫茶&LADY's SHOP ジョイフル」というチモトコーヒーの看板。

御殿場7

女性洋品店との併設喫茶らしいが、なんとなくスルー。

同じ並びにレストラン喫茶もあったが、こちらもどうもピンとこずスルー。

一応御殿場駅から徒歩圏の喫茶店は一通りリストアップしているが、なんかこうハートにガツンと来る喫茶と出会えず、気分がいまいち盛り上がらず。しかしながら私は今回隠し玉を持っている。それがこの後向かう喫茶であるが、こちらは気鋭のブロガーさんから推薦されている店なので、まず間違いないだろう。全期待をかけて次の店に向かう。

御殿場8

駅から10~15分ほど歩いた頃だろうか、若宮八幡宮という神社?と呼ぶには小さい、祠とでも呼ぶのかがあり、そのすぐそばにお目当ての純喫茶がある。

御殿場9 御殿場10

隣には司旅館という旅館があり、ネットで見たところどうやらオーナーが一緒らしい。まるで甲府の六曜館に併設する「萬集閣」と同じ形態だが、純喫茶とレトロ旅館のコラボ系の素敵さといったら、もう(ウットリ)。

御殿場11

ところが店の中は真っ暗。もしかして休み?

御殿場12

いやいや、そんなわけないよね? だって営業中になってるもの。それもこんなにデカデカと。

御殿場13

念の為にドアの取っ手に手をかけ、引っ張ってみた。押してもみた。

やられた……。

ドアは微動だにしなかった。

利用金額

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コメント

猫乃風

御殿場ってそんな感じなんですね。
こんにちは♪
御殿場も寂れてしまってますね。企業も御殿場から離れてしまってるようだし、
箱根や山中湖方面への中継地になってて
わたしも下りて歩いたことありません。
乙女は、箱根の乙女峠方面なのことですね。
乙女峠越えて箱根入りが定番ルートです。

エムケイ

>猫乃風さん
御殿場がこのような場所だということは行くまで知りませんでした。
戻ってきてからDEEP案内をじっくり読み、より理解が深まりましたが。

恥ずかしい話ですが、御殿場に富士山の印象はこれまでなく、完全にアウトレットで浮ついた雰囲気のニュータウンみたいなところだと思っていました。
ただ、これって千葉県で言うと、アウトレットで集客をはかる木更津と同じようなものかなと思います。

御殿場のことは知らないことが多く、戻ってきて地図で確認し、山中湖の中継地だと知りました。そのまま富士吉田市も近いんですね。いわんや箱根のことも知らず。知識なさすぎ(^_^;)

箱根乙女口の乙女は箱根の乙女峠ですか!
また一つ勉強になりました。
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エムケイ

ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。

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