【梶原】ミドリ

鬼子母神からは、都電荒川線に乗った。

ご存じのように、GWに純喫茶は休みがちである。野心は禁物。散策モードで動いた。ただ、この“散策”には喫茶の安否確認も含まれている。

梶原・ミドリ1

ミドリ

東京都北区昭和町3-8-12

一日乗車券を購入したので、惜しげもなく頻繁に色んな駅で乗り降りし、小さな散策を繰り返しながら、梶原で下車。

大通りから住宅街に入って、「ミドリ」を探した。

梶原・ミドリ2

一度来たことはあったが、奥まった目立たない場所なので、どこだっけ?とウロウロ。目ざとい同行者が特徴的な看板をいち早く発見。

2年前を振り返る。雨の日だった。突如現れた、背の高いド昭和な看板。住宅街にはシュールである。まるで地方の国道のドライブインだ。テンションは一気に上がった。

だが、木々で鬱蒼としたドアの奥は真っ暗。こりゃ休みだな、ガッカリ。

また出直すか、せめてもの記念にとインパクトある看板の写真を撮ってたところ、おもむろにドアが開き、中から出てきたのは和服姿のおばあさん。

うあっ!(ビックリ) 戸惑いながらも、「やってますか?」。とにかく私も必死。おばあさんはニコニコしながら中に入っていったので、私も後に続いた。

外は雨がしとしと、電気が消えた薄暗い店内、BGMもなく無音。あまりに現実感がなく、異空間というより、白昼夢だった。

正直言おう! 完全に閉店を確認するつもりだった。なのに変わらぬ姿でそこにある驚き!

しかも、営業中!

梶原・ミドリ3

1階がコーヒー&スナック(=純喫茶)、2階が麻雀。

梶原・ミドリ4

内装は、何から何まで変わりなし。

隅っこが私物置き場になってて、生活感のあるスペースまで・・・(ここは変わっても良かったのに)(^^;

梶原・ミドリ5

奥にはバブリーな都会の夜景の壁画。

カウンターに常連さんらしき先客1人。

他にお客さんいると、白昼夢感は薄れるな。

出迎えてくれたのは、あのときの和服姿のおばあさんではなく、別の女性。

メニューはなく(多分ない)、「コーヒーか紅茶か○○(飲み物)」。あのときも、同じこと言われた。

梶原・ミドリ6

前回はアイスコーヒーで、

梶原・ミドリ7

今回はアイスティー。

結構な音量でクラシック音楽が流れてたが、途中からジャズ→昭和の邦楽へと変わっていった。この空間には、昭和の邦楽一番合っていた。

梶原・ミドリ8

入口付近にはショーケースがあり、季節感もしっかりと、上には小さなカブトが置いてあった。

梶原・ミドリ9

中には、ナンバーズの紙で作った白鳥。

梶原・ミドリ10

あと、トトロ。

利用金額

  • アイスティー 400円

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ひよこたそ

阪東橋『ムー』
阪東橋『ムー』に行ってきました。
店名の由来、私も気になったのでママさんにお尋ねしました。
開店当時放映されていた、久世光彦のテレビドラマ『ムー』から取ったのだそうです。お子さんが郷ひろみのファンだったとのこと。あのドラマ面白かったからなぁ。というと歳がばれる。

エムケイ

>ひよこたそさん
ムーの由来、テレビドラマのタイトルだったんですね。
全然想像してなかったです。

お子さんが郷ひろみのファン(笑)。
ご本人ではなかったのですね。

ずっと気になってたので、教えてくれて有難うございました。
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エムケイ

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