分かりにくい場所にあると聞いていたので、事前に緻密な地図を用意しており、“それらしき場所”までは迷わず行けた。
あれかな?
遠くから一枚写真を撮った。
が、店名を示す看板がどこにも見当たらない。
確認しようと近づく。これかなあ? 出前のバイクがとまっている。やはりここが食堂か? 暖簾はあるにはあるが、それを吊るす棒にぐるぐる巻きつけてあり、店名を隠している。
路地を挟んで向かいにも同じテイストの建物があった。戸は開け放たれ、古いちゃぶ台らしきものが見えた。昭和30年代(?)の茶の間のようである。
友人からは離れがお勧めとも聞いていたが、こちらのことだろうか?(^^;
ウロウロと2・3度その辺を行ったり来たりを繰り返していると、突如女性が現れ、
「写真ダメよ!」
少々面食らったが、やはりこちらで良かったのかと、まずは営業していたことに安堵していると、
「さっき撮ってなかった? 見たけど? もし写真を撮ったら帰ってもらうから。携帯も禁止!」
(もしかして、あの遠くから撮った写真のこと? あれもダメなの?)
たっぷりとけん制され、有無を言わさず指定された席に座った。
…続く。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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