紀伊田辺は純喫茶密集地だった。
この日私には魔物がとりついた。禁を犯し、とうとう踏み越えては行けない一線を越え、1日の上限を大幅に超えてしまった。
だが、それでもなお訪問し切れない田辺。入店と並行して外観の写真を撮れるだけ撮ってきたので、ここに掲載する。
和歌山市も喫茶店は多いが、駅前には密集していない。JR和歌山駅と南海和歌山市駅の間、そして両駅からもさらに離れた所にあったりと、移動には距離がある。
だが、紀伊田辺の場合は、駅から徒歩圏にゴロゴロ、1軒あったと思えば、数軒隣にも1軒。下手にレンタサイクルを借りても自転車が足かせになってしまう。そこで、まずは歩ける範囲を明るいうちに散策し、ここぞと決めた店にだけ入店し、それから自転車を借りて足を延ばすことに決めた。
(以下撮影順に掲載)
【関連】【紀伊田辺】喫茶 ステーション
駅ロータリーに出て、真っ先に目に止まるタナベステーションホテル。その地下にある喫茶店。7:00~20:00(無休)
こちらも駅前。22:00過ぎまで営業。ここも後回し。安定感のあるタイプは全部後回しだ。
やっと路地裏感が出て来た。この先くねくねと迷路のような風情のある小路が続く。
【関連】【紀伊田辺】喫茶 カトレア
駅に戻りすぐの商店街。連続した丸い庇に心惹かれるも、ここは純ではないかも。だって、中からカラオケが聞こえるもの。
弁慶通り、なぎ刀通り。いかにも弁慶生誕の地をアピールしたネーミング。リアルすぎるサソリの絵が魅力的。超地域密着型といった雰囲気。
堂々たる毛筆体の桂の店名、ストライプの庇、風格ある建物。ところが、ドアには「店主入院のためしばらく休業します」の貼り紙。実のところ、田辺で一番楽しみにしていた店だった。このショックを後々まで引きずり、とんでもない訪問軒数になってしまった。
駅ロータリーからまっすぐの目抜き通りにある喫茶店。
こちらも同じく駅前商店街。ショーケースのCOFFEEの書体の素敵さにノックアウトされるも、心を鬼にしてスルー。
住宅街の喫茶店。和風喫茶ぽく見える。お休み?
歴史がありそうな和風堂々たる面構え。
純喫茶で巴里。文句なしの店名。迷わず入店。
【関連】【紀伊田辺】純喫茶 巴里
店名は王道の純喫茶だが、実際の純喫茶度は低そう。
童謡が由来だろうか?
ドアに書かれたモカの書体に惹かれた。
ちょっと惹かれる外観であったが、休みなのか閉店なのか閉まっていた。
ここで一旦駅に戻り自転車を借りる。200円。午後6時までだが、遅れても構わないと言ってくれた。和歌山市でも2カ所で自転車を借りたが、どこもみんなのんびりしてて対応が良かった。
ここから線路を越え逆方面。窓に貼り紙。「インフルエンザのため4~5日休みます」
喫茶店なのかそれ自体も疑わしいが、営業している気配はなかった。かといって閉店しているという感じでもないし???
純喫茶度が非常に高い外観。もちろん中も素晴らしい。
食事メインの喫茶店。小さいながらも妙に居心地が良い。近場に欲しいタイプ。
【関連】【紀伊田辺】軽食&喫茶 グッピー
ここはもう紀伊田辺徒歩圏ではない。外観は安っぽいが、窓から覗くランプが素敵だった。中ももしかしたら?
紀伊田辺と芳養の中間。ここは自転車でも厳しい。
【関連】【紀伊田辺】ボンジュール
以上21軒外観のみ紹介。こうやって眺めると、外観そのものは地味である。その分パトランプがやたら目立った。ここに挙げた20軒のうち8軒に付いている。後日、徒然なるままに気の向いた店をレポートする予定。
「純喫茶 巴里」「チャンピオン」は間違いなくお勧め。
【追記】喫茶チャンピオンは2019年11月30日閉店
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
コメント
まるた
私もよく連れて行ってもらいました。
喫茶桂は、カキ氷が最高でした、最近親から、マスター、奥さんともお亡くなりになったと聞いて、ショックでした。
喫茶桂で、夏のカキ氷がもう一度食べたかったなあ。
2016/08/13 URL 編集
エムケイ
喫茶チャンピオンはお父様の行きつけでしたか!
喫茶桂は私が訪れたとき休業中でしたが、後に閉店したと聞きましたが、マスターと奥様お亡くなりになられたのですか。
思い出の店でしたら、ショックですよね。
カキ氷が美味しかったんですか。
夏になると思いだしてしまいますね。
2016/08/16 URL 編集