さて、今回は南口を脱して、沼津駅北口方面。
とはいえ、方向が北というだけで、もはや最寄り駅は沼津ですらなく、JR御殿場線・大岡駅。それもかなり離れている。御殿場線の本数は異様に少なく、1時間に1・2本という、超ローカル路線。
沼津駅から向かった。
静岡県沼津市共栄町1-2
※閉店(別の店になった)
入口には、目立つのぼり。氷の旗と一緒に並ぶと純喫茶度がグッと薄まる。けど、グッと入りやすくなるのも事実。
店名は「喫茶 ウィーン」。
ウィーン! ウィーン! ウィーン!
素敵なロゴマーク。英語でVIENNA。
なのにカウンターは独語でWIEN!
この統一性のなさ。良い意味でのいい加減さ。純喫茶のこういう所が好きだ。
そして、王道の内装。
カウンター、天井、壁にはステンドグラスの彩りで純喫茶度UP!!!
雑誌も豊富、椅子は真紅のベルベット。ウィーンという由緒正しき名に相応しく、正しく素敵。
意外に重要なのが、マスター(2代目)の声。渋くていい声だった。
そろそろ店名だけで決めつけてもいいんじゃないか? クラウン、ウィーンは迷わず行くべし。大当たりはあっても、大外れはない。格式高い名前を標榜するだけあって、名を汚さぬ店造りをしているような気がする。
窓際はこんな感じ。
濃いめの透け透けカーテンがアダルティーで、いい雰囲気。
おそらく特等席だろう。すでに先客が座っていたが、ここに座りたかった。
私の写真の撮り方が甘いのでわかりにくいが、真紅のベルベットの椅子には模様が入っている。
もちろんゲーム機は必須。
視線を右の奥に向けてみよう。電話ボックスがぼんやり写っている。
いまどき公衆電話なんか使う人いるの? いやいやいるんですよ。純喫茶ではたびたび目撃するもの。
純喫茶の主な客層の連絡手段はSNSでもメールでもなく、電話派なんですね、きっと。まんま私、主な客層だ。
と、言ってるそばから、お客さんが1人電話ボックスに入っていった。
ひっそり奥まった席で、孤独のアイスコーヒー。美味しい!
沼津の喫茶店、味のレベルが全体的に高い。
いかにもウィーンな表紙のメニュー。純喫茶の定義とはなんぞや? そんな疑問がわくほど、食事系充実、たしかビール、つまみもあった。
純喫茶飲み……。いまだ実現せず。いつになることやら ( - -)
でも、その前にウィーン制覇? 純喫茶飲みとウィーン制覇。どちらが先になることやら ...( - -)
【7月の臨時休業】
定休日以外に、7月13日(日)、21日(月・祝)が休み。貼り紙があった。
〔2017/03/10 追記〕
すでに別の店になっているとの報告あり。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
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