日立と常陸。読みは同じひたちだが、常陸の方が古そう。常陸国とも言うし。
今回目指す「佛蘭西館(フランスカン)」は、常陸多賀駅から徒歩5分。
茨城県日立市千石町1-6-10
事前に調べた開店時間は10時だったが、特急の都合で、20分前には常陸多賀駅着。
仕方なしに、とにかくゆっくり歩き時間を稼ぐが、それにもやはり限度があるわけで、9時55分。
ボウリング場と併記した看板が遠くからも目立つ。
しばらく店先でじーーーっと開店するのを待った。
が、5分過ぎても開かない。うーーーん。
たしか駅前に喫茶店があった、と思い、一度引き返すが、そっちも開いてない。うーーーん。ダメもとでもう1回佛蘭西館の様子を見に行く。それでもやっぱり開いてない。うーーーん。
どうにもこうにもならないものですね。こういう場合、深追いしないのが賢明だということを経験的に知っています。とりあえず、一時常陸多賀には見切りをつけ、日立駅に向かった。(実際のところ、日立でもだいぶ苦戦したのですが)
いろいろあちこち回り、午後3時過ぎにもう一度来てみた。
朝は出ていなかった看板が表に出ていた!
瀟洒な洋館風で、クラシカルな内装。
窓辺の優雅なカーテン、緑のベルベットの椅子、欧羅巴調のパーテーション。非日常感に浸れる素晴らしい空間。古さがないのが少し物足りなくはありますが、この先10年、20年後、深みが出てきそうなので、大いに期待。
壁の壁画が見事。シルエットがクリムトの最愛の女性像に似ている気がした。
BGMは洋楽ポップス。贅沢を言えば、クラシックにして欲しかった。
メニューはコーヒー中心。ブレンドコーヒーを注文したのだが、カップもシュガーポットのセットもお城系。値段は350円。
佛蘭西でフランスと読ませるらしいが、仏蘭西ではないのですね。佛の一文字にこだわりを持っていそう。
エムケイ
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