まただ!
またもや、モヤさま、見逃した。7月21日に放送された松戸編で、純喫茶若松が登場したらしい。が、それを知ったのは翌日。
それにしても、なぜ純喫茶若松なんだろう?
千葉県松戸市本町18-2 (松戸駅西口・高砂通り商店会)
まず、モヤさまについて。⇒「モヤモヤさまぁ~ず2」
出てくる純喫茶は、メジャーよりはマイナー、王道というよりは個性派。ネタ臭満載な、「モヤモヤした喫茶店」を取り上げるのが常。
純喫茶若松って、少しばかり家紋にインパクトのある和風喫茶ですが、正統派だと思っていました。
ところが、知らぬは私ばかりなり。
ママさんは「宇宙人」と言わしめるほど、濃いキャラなんだとか。
えー??? 一度拝見した印象では、どちらかというと、品のある女性でしたが、どこがどうなってそういうことになっちゃったのでしょうか?
…気になる。若松(というかママさん)。
こうなったら、行ってみよう。2年ぶりに、再訪問。
家紋は健在。鄙びた温泉旅館ムードは変わらず。そこはかとなく漂う和風エロティシズム。和服を着た壇蜜が現れても驚かないかも。
たとえば、ここ。
松の木? それとも雲? 妖しげな曲線を描く鏡。一時期、真剣に泊まるつもりで調べていた、五反田の怪しい旅館「海喜館」の部屋に、こんなカタチの欄間がありました。残念ながら、宿泊する前に閉館してしまいましたが。
個人的希望としては、淫らで派手な花魁スタイルをした壇蜜(あるいは椎名林檎)に、ここでポーズを取って欲しい。イメージとしては、映画『さくらん』。
せっかくなので、このイヤらしい?鏡の前に座りました。
先客が1組のカップルのみだったので、席選びたい放題。…っていうか、モヤさまの影響は・・・
ひょっとしてnothing?
普通、テレビに登場すると、直後の反響がすさまじいと聞く。行列できるとか、終日満席だとか。あー。でも、数日でブームが去るとも言いますね。若松もそのパターンに違いない。ブームは過ぎ去り、台風の後の静けさのごとく、落ち着いてしまったのだろう。
ところでママさんはどこ?
隣の団体シートに座って、真剣にノートパソコンで作業中。私の姿を認めると、さっと立ち上がり、水とおしぼりとメニューを持ってやってきました。(ちなみに、さまぁ~ずが座ったのもこの席)
ソーダ水が良かったのだけど、切らしてるとかで、レモンスカッシュにしてみました。
「好みが分からないので、甘みは加えてありません。このシロップで加減してくださいね」
たっぷり入ったシロップを置いた。
うーん。普通だ。ここまでのやり取り(というほどやり取りしてないが)から、「宇宙人」的要素を見出すことはできなかった。先客のカップルとのやり取りにも、思い切り耳をそばだててみたが、それらしき会話は出てこない。
えーー??? 一体、どこがどうなのよ? 教えてくださーい!!!
「あの、最近、モヤモヤさまぁ~ずに出ましたよね(見てないが)」
思いきって、切り出してみました。
「ほほほ…、恥ずかしいわ。あんなことしちゃって」
あんなこと? あんなことって何?
「どうぞ、ごゆっくり」
ママさんは奥に消えてゆきました。「あんなこと」については、謎を残したまま。
ボサノバの流れる異空間で、1時間弱。
ママさんが、モヤさまの話をしてくれたのは、お会計のときでした。
盛り上げるために、踊ったのだと教えてくれました。どういう流れで踊ったのかは分からないけど、ノせるのが上手いさまぁ~ずと、サービス精神旺盛なママさんのキャラが化学反応を起こし大爆発。テレビ的にハマッたようなのです。
それが、個性的なママとして強調されたわけですね。
ところで、広々した和風空間だというのに、お客さんはまばらだった。モヤさまの影響って?
「それがね、ほとんどないのよ」
えっ!? ほどんどない? 意外というか、なんというか。アド街で紹介された、日暮里の「デュエット」、横浜橋の「マツモト」、なんかは直後はお客さんがすごかったと聞きましたよ。最近では孤独のグルメに出た赤羽の「プチモンド」もすごいみたいだし。
番組内で、さまぁ~ずが食べた夏季限定のコーヒーゼリーも、放映直後、仕込みを倍に増やしたけど、意味なくダメにしてしまい廃棄した、と。
もったいない><
入りにくいんでしょうか? 純喫茶めぐりのしすぎで、入りにくい純喫茶のハードルが常人とは大きくズレているので、正直、私には分かりません。それとも、一過性のブームじゃなくて、これからじわじわとモヤさまの影響が出てくるのかしら?
下までお見送りをしてくれたママさんから、近くの神社で「献灯まつり」をしていると、教えてもらいました。
どんなものか分からないけど、せっかく来た松戸。行ってみました。
川でとうろう流しをしていて、幻想的でした。
手前味噌ですが、若松のママさんが、私のブログを見ていてくれたそうです。ノートパソコンを開いてる姿を見てもしや…とは思いましたが。記事の内容から、私のことも覚えていてくれました。照れくさいけど、嬉しいです(^^)
純喫茶 若松 マッチ (2013年) ※画像をクリックするとマッチ側面が見れます。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
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