南流山で、「木の実」という喫茶店に入りました。
この名前も純喫茶界では人気ですね。たまに見かけます。
小鳥がついばむ木の実、リスが木の実を手に持ちかじる姿。絵本のようなイメージ。ところが、南流山の木の実はそんな可愛らしいレベルではなかった。緑鮮やかな木々に覆われ、もはやジャングル。木の実というより、木そのものでした。
千葉県流山市南流山6-23-4
ところで、話は変りますが、みなさん、流山市にどんな印象をお持ちですか?
正直なところ、「特に考えたことない」って方が多いのではないでしょうか。
…というのは、私がそうだから。
ところが、流山市。このところ、30歳代の人口が急増中。市をあげて、子育て中の共働き夫婦に魅力ある街づくりをしているらしい。知ってました? 二子玉川や浦安市を目指しているんだとか。
ただ、それって純喫茶のイメージではないのよね。思い浮かぶのは、スタバ、犬連れOKなオシャレカフェ、オーガニック、スイーツ、パンケーキ。そんな感じ。いくぶん偏見入ってますが…。
……でも、ありました! JR武蔵野線南流山駅から徒歩約10分の場所に。
歩道の向こうに茂みが!?
キーコーヒーのマークの入った看板がありますが、ここは駐車場。
そして、その先に「木の実」という小さな看板。
南の島みたいな、メニューが出ていて…
奥を覗き込むと、緑、緑、緑。
葉っぱに隠れてよく見えないけど、ガーデンテラスになっているみたい。
ところで、一体、入口はどこでしょう? もう少し歩いてみます。
ここ? でもない。すごーく分かりにくいです。
行き過ぎたらしい。はっ!と振り返ると、こんもり盛り上がる葉っぱに、木の実という名前とキーコーヒーのロゴが入ったテントが隠れていました。
エントランスには物が色々と置いてあって、カオス状態。
だいぶモヤッてますが、一応、魚も泳いでいるようです。
火が灯っていたり、オウムが木に止まっていたり。なんだかテーマパークみたいで、ふと、町田にある「珈琲の殿堂プリンス」を思い出した。路線が似てるかも。
面白いものが多いですね。でも、うかうかしてられません。さっさと入らねば!
…というのも、こんなの見つけちゃったから。「土日限定スペシャルプリンアラモード」ですって!
1つ前の日本橋ルイーズの記事で、メニューにプリンはあっても油断できない、と書きました。注文すると「ない」との返事多いんです。
なので、この店イチオシ的な手書きボードを見て、即テンションが上がったのは言うまでもありません。
慌てて店に入った。
外観のカオスっぷりからすると、中はいたって普通。漫画がずらっと並んだ本棚があるのが意外な気がしました。
店員さんは「お好きな席へどうぞ」と言ってくれたので、こそこそと奥の目立たないテーブル席に隠れました。
メニューはファミレス並に、フード・ドリンク充実してます。が、もう決めてます。
スペシャルプリンアラモード。
出てくるまで時間がかかりましたが、納得。種類豊富なフルーツに、丁寧な盛り付け。
この手で珍しく、スイカとライチまで乗っている。すごい豪華。そして、プリン。スが入った昔ながらのプリン。美味しいですよー! その上、大きい。そうですね、虎ノ門のヘッケルンのジャンボプリン程度の大きさでしょうか。
これで680円は非常にお得だと断言します。これは確実に人気メニューでしょう。
食べてる最中、親子連れ入店。店員さんが、「プリンは終わりました」と言ってるのが聞こえてきた。
多分、私がラスト1。
お子さん(小学生位の男子)「プリン食べたーい」。
お父さん「プリンないのか、困ったな。何にしよう」
男子「プリン、プリン」
なんか申し訳なくなりました。
「じゃあ、シューマイ定食」と聞こえてきました。プリンの代わりのシューマイとは。なかなか渋い趣味の男の子でした。
次はプリン食べれるといいね、と祈りながら、プリンアラモードを完食。子供のお菓子を奪ったみたいで、多少胸は痛みましたが、美味しくて大満足でした。
今回は足を踏み入れてませんが、犬同伴可のテラス席もあります。緑がいっぱいで、目を楽しませてくれそう。
ただ、今の時期はどうでしょう? 暑いし、蚊に刺されそう。
普通といえば普通ですが、店内の方が居心地良いかもしれません。
また、1人で行くよりも、大人数で行って楽む店だとも思いました。看板に「ファミリー喫茶」と見慣れぬフレーズがありましたが、その名の通りファミリー向け喫茶でした。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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