【西小山】フルーツパーラー たなか （２）（閉店）

素朴な外観は変わっていなかった。

箱のままざっくばらんに並べたフルーツ、はためく氷の旗、アイスクリームの冷蔵庫。

その上には、古びた食品サンプルケース。

色が抜けて真っ白なバナナパフェ。

いや、パフェじゃなくてパッエ？　バナナパッエ、チョコレートパッエ。

そして、フルーツパッエ。

真夏なのに戸が開いていた。

中で涼みたいという夢は叶わず。クーラーはかかってなくて、扇風機のみ。

ただ風が気持ちよく抜けるので、想像してたよりは暑くなかった。

壁に直にサインを書く形は健在。

なぜかピーチだけ写真付。桃の写真を切り抜いたもの。

それを見て笑ってたら、ご主人が「ああ、それは…」と声をかけてきて、一緒に笑った。

もしかしてパッエじゃなくて、パフエなのか？

まあ、どっちでもいいか。注文は普通に「フルーツパフェ」で。

素朴で美しいフルーツパフェ。

主役はフルーツ。ああ、こういうのを待ってた。

バナナ、リンゴといった安いフルーツだけでなく、メロンやスイカの高級フルーツも使用。チェリーは缶詰じゃなくて本物。

さらに中からもフルーツがゴロゴロ出てきて450円。