タイトルに栄町銀天街と掲げてみたはいいものの、境界線がいまいち分かっていない。
あっちこっち行ったり来たりだったので、記憶はかなりいい加減。
なので、軽食喫茶リバー、中華料理萬龍、中央市場の間あたりにモヤモヤ漂っているのを、栄町銀天街として捉えている。いくらかの不純物が混じっているのはお許しください。
なので、まずは自信のあるところから始めよう。
栄町銀天街って大きく掲げているここなら間違いない。
いきなりパンチの効いたのに出会う。
「大衆向 平民食堂」。平民? 今どきこんな用語使ったら、階級主義者の時代錯誤な前時代的な人間として白い目で見られかねない。よくぞこんな挑戦的な店名にした。
古いわりに意外に綺麗なタイルが貼ってあったり、平の点の末広がり具合とか、木枠のドアの取っ手が斜めだったり、素晴らしい佇まい。これは萬龍に次ぐ魅力的なビジュアル。ところが見ての通りこの生気の無さ。ドアには、休業中の貼り紙。んん~~~! 再開したらいつか来たい!
と思ったが、後から調べたら、もう10年以上前からこの状態だったそうな。このまま緩やかにフェードアウトしてしまうのだろうか?
な、ななな何? なんか凄くカッコイイ広告が並んでるじゃないの!
東洋紡 ダイヤモンド毛糸とある。毛糸屋さんみたいね。
こちらの集団のEXILE歩き(?)も素敵。あえてのカメラからの視線外し、あえての無表情が現代っぽいような気がする。色の焼け具合からしてかなり昔の広告だと思うけど、現代のと言われても納得してしまう時代を超えるセンス。
謎のラブリーショップよしざき。
さっき見たのとはテイストの異なる入口もある。
こちら側の入口から入ると、美ようしつパリがある(なぜ美以外ひらがなにしてるの?)。
Aの字がエッフェル塔を象っていたり芸が細かい。
「喫茶&レストラン リュバンドール」なる看板もあるが、今だ現役なのかどうかは不明。時間が早くてみんな閉まってるので。
この辺から銀天街から微妙に外れてるような気がして自信がないのだけど、せいぜいがほんの少しわき道にそれた程度の違いである。
アーケードを横切った先に、みゆきという雰囲気のあるスナックがあった。
なんてオシャレな! 男性と女性のシルエットになって、女性が傘をさしてるけど、これは雨傘というより日傘じゃないかな~ 良いものを見せていただいた。
「味の名所 有楽街」なる昭和の横丁めいた看板。
サッポロビールの広告がレトロ博物館ぽく作り物めいているが、実際の空気感は本物。場末臭がぷんぷん。
どことなく怪しげで秘密めいた路地裏。こちらのお店はまだ現役なのでしょうか?
こんなのも見つけた。電柱に貼った「泡パーマの店」。
親指を立てた、ちょっとワルっぽいコックさん。
コーヒー、ランチハウス BELL
ランチメインの喫茶店といったところだろうか?
どんな店だろうか?と近寄ったところで、この細い道を通るヤンキーチックな車におどしつけられた。見かけだけで判断してはいけないが、めちゃ柄が悪い男性にギロリと睨まれた。えっ! うろついちゃいけないの?
そばにモザイクタイルになった飲食店のビルもあったが、さっきの柄の悪い男性のインパクトで意気消沈してしまい、これ以上門司港を歩くことが怖くなってしまい、後は思いきりザーーっと流した。
美容室の看板の女性は優しそうなのにね……。
さようなら、門司港。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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