ここはもう一度行っておきたかった。
庇が際立つ洋品店からわき道にそれた一軒家の純喫茶「coffee ピッコロ」を再訪問。
埼玉県久喜市中央4-1-48
お目当てはこちらのカレー。本場みたい。
前回の訪問は夜。食事担当のマスターが不在だったので、飲み物しか出せないと言われ、今度こそは!とランチタイムに訪問。
お店の人がテレビを見ながら食事をしていた。
私の姿を見るとパッと立ち上がり、おのおのの持ち場へ移動。あの時の女性と、マスターらしき男性。食事の邪魔したみたい。
こちらの内装はとても好み。
茶をベースとした山小屋風で落ち着いた感じだが、照明は鮮やかなオレンジ。従業員の女性のエプロンもオレンジ色だった。
椅子とテーブルにはひと手間かけた装飾が入っている。
灰皿はロゴ入り。これは外の看板と同じデザイン。
これはマッチ有のフラグでもある。
っていうか、マッチがあることは前回の訪問で織り込み済。すでにいただいている。
きちんとした装丁のメニュー表。
もちろんカレーを食べる気満々なのだけど、こうやって見ると色々種類がある。どれにしようかしら?
インドネシアベジタブルカリー。
カレーでなくカリーなのが本格的な気がする。
…が、ナンが少し固かったりで、カレー専門店と比べると、う~~ん(^_^;)。もちろん美味しいし、残さず全部食べた。私がよく行くカレー店はナンがもちもちでそれで慣れてるせいもあるのかも。
その分市販のヨーグルトが付いてたり(←嬉しい純ポイント)、サラダが存外に丁寧な作りでキャベツがみっちり詰まってたりと、喫茶店レベルからすると充分満足するものだった。
「どうぞ」と言って、たっぷり氷水の入った水差しを置いていってくれた。ナイス!
内装はもちろん好きなんだけど、妙な居心地の良さがあって、ここでは随分と長居をさせてもらった。
漫画の棚があって、たまたま選んだのが面白すぎてハマってしまった。『彼氏彼女の事情』とかいう、表紙はいかにも昔ながらの少女趣味な少女漫画で、今更こんな甘ったるいの読めるかしら?とまったく期待せずパラパラめくったら、喫茶店の中だというのに声を出して笑ってしまう箇所もあり、笑いを抑えるのに必死だった。丸々2冊読んでしまった。
マスターは私とは対角線上の窓際でノートパソコンを操作。あの時の女性はいつの間にか消えていた。
喉が渇いたら水を飲めばいいし、他にお客さんも入ってこないし、いい感じに放っておいてくれて、かといって冷たいわけでもなく当たりは良い。一見どこにでもある普通の喫茶店風だけど、すっかり気に入ってしまった。なかなかこの空気感は作れないよね…。あと1時間位余裕で居れそうだけど、まだ他にも行きたい店あるし、純喫茶は営業時間に関しては適当なので閉まってしまうといけないので、心を鬼にして切り上げた。
レジの前にぶら下がっている3連のカゴがあり、そこにマッチがあることは知ってるので、そこを凝視しながら、「マッチをいただけますか? 集めているので」と言ってみると、
(たしか)2段目のカゴから、「昔のマッチもありますのでどうぞ」と箱型のマッチを渡してくれた。なんと同時に2種類いただく。
※旧:箱型、新:ブックタイプ
旧タイプは、看板のメルヘンなキャラクターがそのままの箱型マッチだった。
マッチの撮影をする時間がなかったので今回省略しているが、後日マッチ写真を追加する予定。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
コメント