この世、終わった。
18きっぷを使って御殿場まで来たというのに、お目当ての純喫茶に入れないショックは大きい。代わりの店? そんなのないない。入れればなんだっていいわけではないのだ。
しかしまだ希望は捨てていない。もしかしたら少し出かけているだけかもしれないし、時間を置いてもう一回行ったら、案外何事もなく営業してたりして? そうだ、きっとそう。そんな可能性は限りなく少ないが、無理やりそう言い聞かせ、それまで近くの歓楽街を散策することにした。
そこそこ規模の大きなスナック街があった。
駅前の玄関口だったら、この雰囲気は観光客に圧迫感を与えかねない。駅から少し離れているから生き残れているのかしら。
人の気配が全くなく静まり返っており、日中とはいえ少し不気味。
どこかの2階の窓が開き、こちらをジーーッと見ていた。排他的な感じ。
これは?
壁がフジツボの四角いバージョンみたくなっており、凝視していると気分が悪くなってきた。
正面に回ってみると、閉店した店舗跡だった。
またもや神社あらわる。節目、節目で神社に出会うのは偶然なのか、それとも意味があるからここにあるのか。
すぐ先に麻雀店があり、このビルの正面に回ると、
「キャバレーグランド アイドル御殿場店」
キャバレーグランドとなっているが、グランドキャバレーのこと?
チェーン展開したキャバレーみたいだけど、知らないなあ……。
(前橋のロンドン)
キャバレーチェーン「ロンドン」は地方でよく見かけるけど。
と、ここまでは一応平常心を保てた。しかしこのすぐ近くの旅館のある一帯には心臓がドキドキ。へたに首を突っ込んではいけないような得体の知れないオーラが漂っていた。
御殿場なのに博多だし。端から観光客などターゲットにしていないのだろう。むしろお断り?
この辺はやたらと水路が多い。常にどこからか水の流れる音がする。
一方こちらは姫路だ。
では、そろそろ純喫茶の様子を確かめに行ってこよう。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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