川崎・小田栄の純喫茶巡り

南武線にも小田栄という駅があるが、調べるとどうもダイヤが少なく、教えてもらった喫茶店も駅から少し歩くようなのでバスを使ってみた。実際のところどちらで行くのが便利なのだろうか？

バス停から1分程度歩くと、フォトショップの看板を掲げているのにその下はどう見ても花屋という噛み合わない店があり、そこを左折すると商店街になっていた。

そこそこ活気のある商店街だった。

ほどなく1軒目の純喫茶「梨の木」が見えてきたが、ここは正統派の珈琲専門店といった感じ。お腹が空いていたのでランチができる店に入りたかったのでスルー。後で来るよ！

次に向かったのは「珈琲豆」。

豆の字だけ大きなところからすると、もしかしたら店名は「豆」の可能性も？

なんかさっきの梨の木と雰囲気が似たいかにもな珈琲専門店。こっちもか！　う～～～ん、でも選り好みばかりしていても先に進まないので、とりあえず入ろう。

内装は典型的な珈琲専門的な茶系。

テーブル席に座ったが、カウンターとは距離があるものの対面するような形になっており、こっそり店内撮影するのは難しい。かといって撮影許可を取るまでのエネルギーがこの日は不足しており断念。

案の定ランチはなし。ランチは平日のみ。※土曜日訪問

しょうがないよね。メニューを見ると、トーストバラエティーセットというのがあった。ツナ、チーズ、卵、シナモンだったかな？　うろ覚えだが何種類かのトッピングが記載されている。色んな味が楽しめるなんて素敵。これだ！と思い、コーヒーと一緒に注文。

ところがいざ注文すると、「どれか１つ選んでください」だって。全然バラエティーじゃないじゃん！

どうもお腹空き過ぎるとイライラするらしい。気を取り直してシナモントースト。

あれ？　なんか良さそう。

出てくるまで結構時間がかかっていたが、その分凄く美味しかった。耳がカリカリしてて、肝心のパンの部分はモチモチし蜂蜜が染み込んでた。そのままでも充分美味しいけど、添えてある生クリームも甘さ控えめで一緒に食べるとまた別の美味しさが。

コーヒーも普通に美味しかったような気が。

coffee shop ベルーガ

目立たない通りにあるが、店先には喫茶店らしからぬ≪合鍵作ります≫という看板とのぼり。

一瞬ここは違うかも!?とスルーしようとしたが、近付くと定食メニューがたくさん掲げられてるではないか！

あ～～こっちに先来れば良かった。タイミング悪いな。一応中を覗いてみたが、席は埋まっていて賑わっていた。ランチタイムは人気なのかも。落ち着けない雰囲気だったので、入店は諦める。

ここでやっと最初に見かけた純喫茶「梨の木」に入る。

小田栄では一番正統派な内装だった。そこそこの奥行きがあり、重厚な茶の椅子が並んでいる。パーテーションで区切られプライベート空間も確保。いい感じ。

驚いたのは、絶対ないと思っていたランチメニュー。えっ!? あったの!?　15：00までだとのこと。どうも深読みし過ぎたらしい。普通に何も考えず真っ先にこちらに入るべきだった。

壁にはドトールコーヒーからの表彰状が掛かっており、コーヒーの味には定評があるみたい。ただしそれがなくとも、この雰囲気ならコーヒー一択である。モカブレンドにしてみた。

不思議なのは、3軒の中で一番賑やかな場所にあるにも関わらず他にお客さんがいないこと。BGMがアップテンポなノリノリの洋楽なだけにチグハグな気がした。