【後閑】ドイツコーヒー 夢

夢のようにSpecialで芸術的な喫茶店をご紹介。

昨年のじゅんじゅん会忘年会で訪れた、後閑駅前「ドイツコーヒー 夢」。

後閑・ドイツコーヒー夢1

ドイツコーヒー 夢

群馬県利根郡みなかみ町後閑314-1
ドイツコーヒー夢

後閑はゴカンと読む。

えっ!? ここ?みたいな何もなく寂しい駅前風景に一瞬不安を覚えたが、絵本から抜け出てきたような建物を見るやいなや一気にテンションMAX!!!!!!

後閑・ドイツコーヒー夢2 後閑・ドイツコーヒー夢3

これぞドイツコーヒー!というアンティークな建物は看板から壁からから窓から異彩を放っていて、半端ないオーラ。

これは本物だ~~~!

凄い!凄い!凄い! なんか分からないけど、とにかく凄~~~い! テンションMAX状態でドアを開けると、そこは外観の想像を裏切ることのないドイツコーヒーな空間が広がっていた。

後閑・ドイツコーヒー夢4

広くはないけども、色々素敵なものがギッシリと詰まっている独特の世界。

下の方の真ん中に置いてあるのは水筒。銅製カップの水が足りないときは、自分で注ぐ。

後閑・ドイツコーヒー夢5

壁に飾ってある絵は、まるで外国の絵本みたい。

見ているうちに絵の中に吸い込まれてしまうような魅力的な絵だった。これらの絵を描いたのは、現在のマダムのお父様。

後閑・ドイツコーヒー夢6

ショーケースに飾ってある雑貨類もどこかドイツ的な可愛らしさがあるものばかり。

後閑・ドイツコーヒー夢7

棚にずらっと並ぶアンティークなボトルも1つ1つが細工が凝ってて素敵。右の絵がどことなくハーメルンの笛吹みたい?

後閑・ドイツコーヒー夢8

こんなお店は初めて!

ここは典型的な純喫茶とは違い、かといって単なるカフェでもなく、結局はドイツコーヒーとしか言いようがない、唯一無二の空間だった。

純喫茶は店主の趣向をそのまま具現化した創造物だが、なぜこのような世界を創ろうとしたのか、何がそこまで駆り立てたのか、店主の頭の中を覗いてみたいと思わせるスペシャルな空間だった。

もしかしたら私1人で先走ってて、実像以上に美化してるかもしれないが、それくらいハートを撃ち抜かれ圧倒されたのである。

「電車待ちですか?」

席に着いてから、真っ先に聞かれたのがこの質問。

もちろん電車待ちだったので、そう答えた。電車の本数も少ないので、一本逃すと1時間待たないといけなかった。

ところが、軽く流していたこの質問の真の意味を後に知るのであった。

出てくるまで30分以上待ったかな? とにかく待った。電車間に合うか焦るほどに(笑)。たしか名物のじゃがいものパンケーキに関しては生地作りから始めるらしく、とても時間がかかるそうで……。でもちょっと頼んでみたかった気もする。

こちらには珍しいフルーツのコーヒーがある。バナナ、桃、オレンジ。

後閑・ドイツコーヒー夢9

(左)会員1号が頼んだアイスコーヒー(だったと思う) (右)私が頼んだオレンジコーヒー

後閑・ドイツコーヒー夢10

なんじゃこりゃ? こちらは会長の頼んだ桃のコーヒー。

…コーヒー? クリームが盛り盛り、桃が乗っかって、しかも中にも桃が入っているらしい。スプーンですくいながら飲む(食べる?)姿を見ていると、コーヒーというよりコーヒーを使ったデザート。

こういうのが出てくるなんて想像できなかった。

後閑・ドイツコーヒー夢11

一方私のオレンジコーヒーは、一口目からオレンジ!

ほんのりオレンジの香りがするとかじゃなくて、しっかりオレンジの味がする、でもコーヒーの味もする。こんなの初めて! クリームもしっかりとした味でうんまい! しばらくすると舌が慣れてオレンジの味が薄れてくるが、後半またオレンジの味が濃くなる。

喫茶店ではコーヒーの味を重視しないとか、食べ物飲み物で驚くとかあまりないが、ここは外観、内装の雰囲気だけじゃなくて、喫茶メニュー自体がサプライズ&エンターテイメントなのだった。

いや~~~参った。今回の忘年会(というか実質遠征喫茶巡り)は、店選びから電車時刻などの下調べの一切をお任せしたが、まさかこんな素敵な喫茶店を用意してくれるとは!

なおこちらの店はしばらく休業しており、先代のお父様から現在のマダムが引き継ぎ再開したのは最近のこと。絶妙なタイミングで訪問できて本当に良かった。

お値段は結構したが、それ以上に素敵な時間が過ごせたのですべてが納得。

利用金額

  • オレンジコーヒー800円

関連記事

 

8/1発売・書籍『喫茶店の椅子とテーブル』に寄稿しました
喫茶店の椅子とテーブル

コメント

あかりのママ

No title
ジュンジュン会忘年会に相応しいすごいお店ですね。
私もフルーツコーヒー飲んで見たいです。
こんなに個性的なお店が後閑にあるのがミステリアスですね。

エムケイ

>あかりのママさん
とても個性的なお店です。
後閑にあるのも不思議ですよね(笑)。

すでに先代のマスターはお亡くなりになってますが、とても素敵な方だったようです。
お店のサイトにも敢えてメニューを載せてませんし、出された絵本風のメニューも見ても何があるのかさっぱり分からないのですが(笑)、それを含めお店側のサービスでもあります。
この店に行くことそのものが一つのイベントにもなります。
良き忘年会でした。

あかりのママ

No title
絵本風メニューをみてもわからないとうのがまたすごいですね。純喫茶文化の奥深さを感じます。チェーンには絶対にない逸脱文化でしょうか。

エムケイ

>あかりのママさん
絵本風のメニューはとても味わい深く、それも先代のマスターの手によるものだそう。
あえてメニューを見ても分からないよう、出てきてビックリ!みたいなサプライズもおもてなしとしてとらえているようです。

通りすがり

再開されているのを知りませんでした
検索でたどり着いた通りすがりの者ですが。

青春18きっぷの時期になると、友人と連れ立って新潟から数時間電車に揺られてよく行ったお店です。一人でバイクで数時間かけて行ったりもしました。

>この店に行くことそのものが一つのイベントにもなります。

まさにこれ、でした。

「おぢさん」がお亡くなりになって久しく、まさか再開されていたとは思っていませんでした。

野戦料理とカルトッフェエルプッファー(ジャガイモのパンケーキ)が2大名物だと思いますが、あんトマというこの店ならではの名脇役もいます(笑)-まさか餡子とトマトがあんなに合うなんて!

懐かしさと再開の嬉しさ(&若干の戸惑い)で、ついコメントしてしまいました。

エムケイ

>通りすがり さん
新潟の方なのですね。
私事ですが、つい最近新潟に行ってきました。

> 野戦料理とカルトッフェエルプッファー(ジャガイモのパンケーキ)が2大名物だと思いますが、あんトマというこの店ならではの名脇役もいます(笑)-まさか餡子とトマトがあんなに合うなんて!

読んでるだけで妄想膨らみます。
野戦料理なるネーミングにもセンスが光ります。
餡子とトマト?
これってきっと自宅では思ったように再現できないんでしょうね。

現在は先代のマスターの娘さんが継いでいるそうで、私が訪問したときは再開したばかりで、店内には祝福の胡蝶蘭が飾ってありました。

いつかまたこの店を訪問するためだけに後閑を訪れたいものです。

あかりのママ

あけましておめでとうございます。本日行くことができました。2018年最初の喫茶店がドイツコーヒー夢なのが夢みたいです。この記事を読んで以来憧れていましたので、偶然に偶然が重なって今日訪問できた嬉しさはひとしおです。マスターはドイツがお好きで二回留学されたそうです。メニューはかなり本格的なドイツ料理、コーヒーもドイツの豆をつかってドイツスタイルで出し、インテリアもドイツの小物でいっぱいと、マスターのドイツ愛がじわじわ伝わってきました。お店を再開したマダムのお父様を想う気持ちも伝わってきました。ドイツパン好きなもんですから、ハンガリー風スープに手作りライ麦パンが添えられてきたときには嬉しくて、ドイツビールも注文してしまいました。後閑でドイツ食文化をここまで体験できるとは思いませんでした。正月にやっているとはおもいませんでしたが営業はほぼ無休で、ホームページのカレンダー通りだそうです。「自分で店をやるとなると、店をあけていたほうが気持ちがいいです」とマダムがおっしゃっていたのが心に残りました。こちらで紹介されなければ知りえなかったお店です。後閑には湯治にいく温泉宿がありますので、再訪が楽しみです。

エムケイ

>あかりのママさん
あけましておめでとうございます。

おおおおおっ! ドイツコーヒー夢に行かれたのですか!
私も年末に行きたい、行きたい、行ったら次は食事をしたいという話をしていました。
ただドリンクでも随分時間がかかるので、食事だと半日がかり?の覚悟も必要かしらとこの店のためだけの覚悟をせねばとなかなか再訪問できません。

お正月も営業していたのですね。
あの地で営業しているとは凄いことです。

ハンガリー風スープというのがあったのですね。
お食事のメニューをもう一度じっくり見直してみたいです。

懐かしいドイツ
越後湯沢へのフライフィッシングで、自宅を6:20頃出て湯沢駅に8:10頃着。余り釣果が期待できない事は分かったいましたが案の定10cm弱の山女魚が1匹。諦めて過去に釣行した経験から上越高原駅に近い利根川の好ポイントで自作のフックに脈はなく、利根川沿いを歩くこと数十分、途中ガラス工房で休憩しつつ釣りを諦めて、JRの後関駅が近いことを確認し、暑さを凌ぐために疲労回復で休憩したいと思いつつ上りの時刻表3:29を確認。
時間に余裕があることを知って、駅に向かう前に気になった佇まいの”ドイツカフェ夢”OPENのドア越しに中を覗かせて頂きました。1974年と1998年ドイツを訪れる機会があった当方には、後関で”ドイツ”?大変興味深いお店とオーナーさんに出会うことになりました。お店の雰囲気と展示品とスイーツ付きドイツカフェとサンドイッチのお話は次の機会にと思います。

エムケイ

>明さん
こんにちは。
以前にも新潟の方からこちらにコメントいただきました。
後閑くらいになると、群馬よりも新潟なんでしょうね。

私はドイツには行ったことないんですが、ドイツに行かれたことのある方でこちらに満足いただけたとなると、かなりドイツ度の再現力が高いんでしょうね。

>スイーツ付きドイツカフェとサンドイッチ

いいですね♪
非公開コメント

エムケイ

ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。

当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。



Instagram(@emu_kei_)

ブログ内検索

カテゴリ

コメント

カレンダー

09 | 2018/10 | 11
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

カウンター

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: