2016/03/17(木)  CATEGORY:亀戸・平井近辺

【小村井】コーヒーの店 越路 (2) モーニング

私にとって高嶺の花ともいえる純喫茶「越路」。

決して日常使いのできない、またそうはしたくない、遠くからこっそり眺めて、記憶から消えかけたときに訪れたい、そういう存在。

何回か電車を乗り継ぎ、この一軒のためだけに東武亀戸線小村井駅で下車した。

小村井・越路1

コーヒーの店 越路

東京都墨田区立花4-2-3 (東武亀戸線小村井駅・明治通り)

例えば、新宿だったり渋谷だったり人の多い駅で待ち合わせる場合、ピンポイントな指定をするが、いい場所がなくて困る。人がうじゃうじゃしてて探すのに一苦労する。

それが小村井なら、駅、で充分。だって人いないし。

かく云う私もこの日は小村井で待ち合わせた。

同行者はひと足先に駅に着いて、建物の下見をしたらしいが、「凄い!」と昂ぶりを露わにしていた。

小村井・越路2

越、路。一マスに一文字。岡山県倉敷市の「純喫茶 和光」もこんなだった。(ただし向うは「純喫茶和」で一マス)。

小村井・越路3

ドアの上から流れる斜めのラインがかっこいい。

よくよく観察すると、越路の字も傾いている。もしかして角度も同じだったりして?

小村井・越路5

ほどほどにゴージャスな品のあるシャンデリア。

小村井・越路4

高低差のあるペンダントライト。

小村井・越路6

木目調の壁には、アクリル板(?)を重ねた控えめな照明。

小村井・越路5

等間隔に並んでいるが、たしかそれぞれ絵柄が違った(と思った)。

小村井・越路7

360°どの角度からも鑑賞可な円筒形の水槽。

他にもカウンターや窓際の雰囲気などツボなポイントは多数。

だが、この店の魅力はディテールの積み重ねではなく、全体の雰囲気。発するオーラが極めて純なのである。

そして、広い。

小村井にここまでの広さが必要なのか? 疑問に思えるほどの大箱。

お客さんもぽつぽつと点在するが、なんせ広いんであまり他人が気にならない。タバコはOKだったかな? そのへん覚えていないが、たとえだれか1人大量に煙を発生させていたとしても、離れていれば、到達するときには浄化されてる(多分)。

嗚呼、やっぱり大箱はいいな。

小村井・越路8

一番奥の席に座った。抽象画がかかっていた。

前に訪問したときは、こんなのあったの全然気付かなかった。

今回は念願のモーニング。

小村井・越路9

期待裏切らず純なビジュアル。木製のプレートにみっちり収まってる。ゆで卵は上品にエッグスタンドに乗って。トーストは斜め切り。敢えて少しずらしているのが、これまた純ではないか!

お値段は少し高めの600円。

小村井・越路10

セットはアイスも可。アイスコーヒー。

小村井・越路11

こちらにはHANA NO OTOの2週間前に訪問。同時期に訪れたのに、一方はすでに閉店している。

純喫茶は儚い。

次回の訪問はまた先になるに違いないが、どうかその日までお元気で……。

利用金額

  • モーニングセット 600円
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純喫茶は、儚い。名言です。
hana no oto
のきじをよんで、つくづくそうおもいましたよ。
純喫茶めぐり、さくらを愛でるのと相通じるものがあります。

2016-03-17 21:16 : あかりのまま URL : 編集
越路吹雪ですかね
越路吹雪に由来するのではないですか。サントワマミーですか。凛とした佇まい、和の外観と甘美な内装と、なかなか味わい深いです。
2016-03-18 01:27 : 枡矢と申します URL : 編集
>あかりのままさん
純喫茶は儚いのです。
行ったお店も数か月経つと何軒かは必ず閉店してます。
今、この一瞬を、という感じです。

桜に例えるのはとても分かります。
時期的にもなんかリアルですね。
2016-03-18 21:43 : エムケイ URL : 編集
>枡矢さん
越路の由来、そういえば考えたことなかったです。
相変わらず知性溢れるコメント。

>凛とした佇まい、和の外観と甘美な内装と、なかなか味わい深いです。

そうなんです。こちらの味わい深さはじわじわとくるものがあります。
動と静のどちらかといえば静です。

遠方の純喫茶も色々行きましたが、こちらを超える店というのもそうあるものではありません。
東京の純喫茶でベスト10をもし作ったら、間違いなく挙げたいです。
2016-03-18 21:49 : エムケイ URL : 編集
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