そういえば、三河島でモーニングをしたことがなかった。
その理由は、ただ一つ。これまで純喫茶巡りのスタートが三河島ではなかったというだけである。が、なんとか年内に滑り込むように実現。
初・三河島モーニングは、「喫茶 ローヤル」。
東京都荒川区荒川3-61-5
喫茶 ローヤル|おいしいトアルコ トラジャが飲めるお店
ウィーンと同じ並びにあり、こちらのローヤルの方がより駅に近いのだが、外観がひっそりしてるのでうっかり素通りしがち。
モーニングは11時30分までで400円。
木枠の目立たない扉を開けるとそこは渋い珈琲色の空間。
特等席の窓のそばのテーブル席に着席。
センスが良いシックな照明器具が素敵。
足元の観葉植物が青々しているので触ってみると、人工のものだった。
品の良い女性もいらして。
BGMはこの素敵空間にふさわしい、シャンソンのようなジャズのような音楽。
私にとって2015年は名古屋の年。数々の充実の名古屋モーニングを体験したが、値段こそ名古屋より少し高いものの、前回レポートしたラフレッサを筆頭に、内容そのものは東京の方が好み。
そして、こちらローヤルも。
なんと熱々の鉄板、いや板じゃなくて鍋、鉄鍋か? トーストと一緒に、ソーセージ入りの目玉焼きがジュウジュウ言いながら登場。
しかもこれが単なるパフォーマンスではなく、実際にとても美味しい!
一番美味しかったのが、焦げの部分。しょう油みたいな味がし、とても香ばしい。トーストと一緒でもいいが、炊き立てのご飯が欲しくなる。
コーヒーも安定の美味しさ。
純喫茶でモーニングといえば、基本ゆで卵。事前に作り置きできるから必然なのだが、この鉄板、いや鉄鍋目玉焼きだと、注文を受けてからになる。なぜこのような手間をかける提供スタイルにしたのだろうか?
伝票には洋酒の文字があるが、メニューには見当たらなかった。
もしかしたら以前喫茶とバーの二毛作で、後に喫茶専門になったのかもしれない(あくまでも想像)。
駅に戻る途中で、「焦げが美味しかった」と同行者。やっぱり! お互い店内では口に出さなかったものの、食べながら同じことを感じていたのである。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
コメント
あかりのまま
2015/12/06 URL 編集
エムケイ
荒川区って、どこかと聞かれてもピンとこないかもしれませんね。
三河島は日暮里から普通に歩けます。
2015/12/07 URL 編集
あかりのまま
2015/12/08 URL 編集
エムケイ
まあ、そんなこと言いだしたら、際限なくどこまでも歩けたりするわけですが。
2015/12/09 URL 編集