埼玉県民の日、幸手に行った。
なぜなら、記念フリー乗車券が発売されるから。埼玉県限定だが、東武線も一日乗り放題で470円。幸手なら十分元が取れる。そんな卑しい計算をしつつ純喫茶に向かった。数こそ多くはないが、幸手には珠玉店が2軒あり、嬉しいことにタイプが逆。
先に訪れたのは、枯れた味わいが魅力の「モンテヤマザキ」。
埼玉県幸手市中3丁目4-9
モンテヤマザキ?
そう、あのモンテヤマザキ。
チェーンかあ……(ガッカリ)。店名を聞いた最初の印象は、残念ながらネガティブなものだった。お勧めしてくれた方には申し訳ないが、半端に遠い上にチェーンでは、とテンション下がり、教えてもらってから1年放置していた。
となると、重い腰を上げる直接の原因は結局のところ、埼玉県民の日のフリー乗車券なのである。
けど、どうよ? この食品サンプル! これを純喫茶といわずとしてなんとする? もうね、入る前から香ばしい空気がぷんぷん。
って!
いいよ! いい! いい! 激しく好み。
椅子のレトロなストライプ模様にもうっとり。
ソファーにも同じ模様が入っていて。足元は横ストライプ。
可愛らしい「あん馬」みたいな背もたれまでもお揃い。
このクオリティの高さはもはやチェーンを忘れるレベル。
そもそもがモンテヤマザキはチェーンなのだろうか。フランチャイズ? このへんイマイチ分からない。山崎製パンとかデイリーヤマザキとかヤマザキ部分は共通してるが系列? 調べてもハッキリしたことは分からなかった。
調べても分からないことは深追いするのはやめておこう。ただしハッキリと言い切れることが一つだけある。
ここは日本一オシャレなモンテヤマザキだということだ。
店の手前はパン屋? 菓子屋? 電気が消えて薄暗くてよく見えなかったが、何か食べ物を売っており、その奥が喫茶スペースだが、体感的には併設喫茶というより、100%純喫茶だった。
いや、それとも、もしかしたら、この手前の販売スペースこそが純喫茶度を高めているのかもしれない。
さて、何を注文しましょうかね。
壁に貼ってあったラーメンが気になったが、お腹が空いてないのでパス。
メニューにオレンヂ生ジュースがあったので、注文してみたところ、「今はない」との返事。たまたまオレンヂを切らしているのか、もうやっていないのかは不明。
「ないのも結構あります」とママさん言ってたので、もうやってない可能性の方が高いかな?
紅茶にした。
シュガーポットが素敵でときめいた。なんかどこかで同じの見たことあるなあ。思い出せないけど。
日光街道沿いのおもちゃやで衝動的に買ってしまったビーズ。50円也。
モンテヤマザキも素敵だが、そこに向かう途中の日光街道も良い雰囲気だった。次回の記事にてそのへんをレポートする予定。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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コメント
バクゼン
ああ、プラスチックの手触りも思い出します!赤いのとセットなんです。
2015/11/22 URL 編集
あかりのまま
2015/11/22 URL 編集
エムケイ
って言っても、ウチではないですね。
他の人の実家かしら? 思い出せない。
実家感が溢れてますよね(笑)。
赤いのとセットだったんですか。もしかしたら、ある時代に流行したものなのかもしれませんね。
あの頃のものって、ポットとかボウルとかグラスとか、とかく花柄が目立ちますよね。
2015/11/23 URL 編集
エムケイ
といっても、近場にないので、入ったのは随分前になります。
あかりのままさんのご存知のモンテヤマザキでは、独特のパンが売っているのですね。
話はズレますが、職場の近くにあったヤマザキのマークのあったパン屋がそうでした。
独特というか、全然ヤマザキのパンを売らず、完全オリジナルでした。
数年前、ヤマザキのマークが消え、完全個人営業のパン屋にリニューアルしました。
山崎、奥が深いですね。
2015/11/23 URL 編集
T
グーグル地図で道を調べていたら【モンテすぎやま】という名前になっていてあれ?モンテヤマザキじゃないの…と多少謎もありつつ行ってみると写真の通りのお店でほっとしました。
この日は猛暑で、いつもは入店時きんちょうしますが早く水が飲みたくてこんにちはーみたいな常連のようなノリでさっと行けました。
店内はクーラーなしで扇風機、しかも私が座ったのは扇風機の風が届かない席で、なぜそこに座ったか自分もよくわからない。(結局きんちょうしていたのかもしれないです。)
でもマスターが暑そうな私をみかねたのかオレンヂ生ジュースをすすめてくれて、迷わずこれを頂きました!
ということは、メニューとしてはまだ存在しているんですね。
ミキサーでガガガーっとやって、味は爽やかで飲みやすい甘さで本当においしかったです。
他にオムライスを注文。上から玉子をかぶせる家庭的なオムライス、おいしかったです。
水の代わりに麦茶で、おしんこもくれました。
常連らしきおじさんも来て、ママさんと地元の世間話したりでTVも流れていて、何かなつかしい感じが・・。
子供の頃夏休みでおばあちゃんの家に遊びに来て親戚のおじさんとかいてビール飲みながらお昼食べて世間話している・・みたいなこの居心地の良さ。
内装もよく観察するとすごい洒落た造りなんですよね。
カウンター側の方は出入口いくつかあって開けているので、明るく感じました。
あ~なんか、田舎思い出す…栃木が近いからよけい似ていて懐かしい!暑いけど夏にまた行きたくなるところでした。
こういうお店はなくなってほしくないな・・と思います。
その後、近くにちとせコーヒーハウスという喫茶店があったので入ってみました。
内装はレトロではないが悪くない…照明に小鳥の人形がのっていたり、ママさんはスナックぽい感じで美人。
メニューは無いとのことで、飲み物は大抵のならあると言うのでアイスティーを注文。
多分私のような客はほぼ来ないのか、めずらしいを通り越して怪しんでた・・。
それさえなければ内装的にはわりとゆっくりできそうな所なのですが。
いっそ通いまくって常連になったろか。
遠いけど、モンテヤマザキは絶対また行きたいです。
2019/08/22 URL 編集
エムケイ
なんか私もそんな店名を見たような気がする。
この猛暑でクーラーなし!
おそろしい。しかも扇風機の風も届かないとなると暑さをお察しします><
だいぶ古びてますが、当時は最先端だったんでしょうね。
おしゃれです。
ちとせコーヒーハウスという喫茶店は知りませんでした。
> 多分私のような客はほぼ来ないのか、めずらしいを通り越して怪しんでた・・。
そうそう、結構あからさまに怪しまれますよね(笑)。
あまり大歓迎され過ぎても困るのですが、ほどほどが一番です。
2019/08/23 URL 編集