活気があるとは言い難いが、しんちょう通りよりは栄えている旭銀座商店街。
手を広げた人魚が唐突に現れ、「好きです この街 GINZA」。一体誰に何をアピールしているのだろうか?
まあそれはよしとして、この旭銀座は昔結構栄えていたのではないか。看板建築等立派な建物もチラホラ見られ、銀座の名に相応しい面影を残している。
旭ボウルからスタート。
わき道には旅館「旭楼」。ちょっと気になるが、あまりじろじろ覗きこむと不審がられる危険性があるので、そっとその場を離れる。
その奥には閉校した服飾系専門学校。
この商店街で私の一番のお気に入りは「井筒屋洋品店」。
このバラックさ加減が好き。おばさん向けの洋服が並んでいるが、県立銚子、銚子商業等近隣の高校の名前が貼りだされているので、指定制服取扱店だと思われる。
そういえば実家にも今にも朽ち果てそうな学校指定の洋品店、履物店が残ってたな、と思い出す。
通りを挟んで向かいは「まりも」。中は倉庫のように荷物が雑然と積んであった。
マルカ金物店。古い商店街に必須の業種。
独特なファザードの「新甚ゴム」。輪ゴムとか売ってるのかしら?
交差点に並ぶ2軒のファザードは必見。写真だとピンとこないが、近くで見るとかなり細かいタイルを敷き詰めており立派だった。
そして庇のひらひらしたフリルが印象的な「じんべえ」。甚兵衛専門店?
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旭銀座は決して人で賑わう商店街ではないが、地域に根差した昔からある商店がのんびり営業しており、ゆるい雰囲気が魅力。天気の良い中、のんびり散策するのはとても楽しかった。私も、好きです この街。
ダンダンの記事の最後で「・・・・・・ここだけで今日は終えてもよいと思った。これ以上の店に出会える気がしないからだ。」と格好をつけてみたが、私には根っからの貧乏根性が染みついている。せっかく旭まで来たのだからと、この後3軒の純喫茶をハシゴした。
最後の1軒は純喫茶からは外れている気がするので、それを除いた残り2軒を立て続けに報告したい。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
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