2015/03/06(金)  CATEGORY:北千住近辺

【北千住】楽食拉麺「菊や」

ムービーのモーニングで軽く腹を満たし、天気も良い中ぶらぶら散歩しながら、この日の大本命に向かった。

超個性的なラーメン「菊や」。

菊や

楽食拉麺「菊や」

東京都足立区千住大川町10-3

最寄り駅は北千住ということになっているが、実質最寄りはあってないようなもの。半端に遠い。

菊や

荒川の土手の前。

菊や

紫色、水色、青汁、コーヒー、ココア。

シンプルすぎるメニューボードがかえって怪しい。

「ココア、飲むのかな?」分かりきっていたが、儀式のように同行者に訊いてみる。

「多分、飲まないと思う」

だよねー。んーじゃ私は紫色かな、とか言いながら、「納豆」「牛乳」と書かれた引き戸をガラガラ開けた。

うっ!狭い。カウンターに横一列で6~7席程度。しかも前後の幅がギリギリ。

真ん中に座っている常連らしきお客さんが我々のために隣にずれてくれた。

菊や

壁には短冊状のメニュー。

菊や

ラーメン、ワンタン、もやしそば…。アルカリラーメン、牛乳ラーメン、珈琲牛乳ラーメン、ココアラーメン。そして、青色、黄色、赤色、水色、紫色、と色モノが続く。

普通のメニューと一緒に、明らかに普通でないメニューが混在している。

同行者は慣れた口調で「ジョロコン」なるラーメンを注文。えっ! ジョロコン? それなに? 未知なる単語が出て来て少し焦る。

「自然薯(ジネンジョ)みたいなの。なんかヌルヌルしてるのみたい」

メニューには、「薯ろ昆」となっている。

「えっ? そんな普通に美味しいの頼むの? ここに来たら変わったの頼まないと」

変わったラーメンを出すことを自ら認め、それを推すマスター。常連さんまで「そうそう!」などと調子を合わせている。

…こうなったら後には引けない。

「じゃあ、私は紫色ラーメンで」

マスターの目がキラキラ輝く。

「シ☆○=は~~~~? レベル1から3まで。お勧めは3」

?????? えーと、なんとおっしゃいました?

「痺れ薬はどうしますか? レベル1から3まで。お勧めは3」的なことらしい。あまりにも唐突で、あまりにも意味不明で、3回聴き直してしまった。

「なら、そのレベル3で」

「運が良ければ北千住まで倒れないで戻れるよ。でも毒がききすぎたら、この店で倒れるかも」

サラッと言うな、サラッと。なら、こっちも。サラッと流してやった。

菊や

「禁煙」なのに灰皿? その矛盾点を指摘すると、「あー。これシャレだから」

シャレで灰皿を置く店、菊や。

ガラガラガラーー!
真ん中の引き戸が勢いよく開いた。堂々と煙草を吸いながら男性2人組入店。タバコなんてダメですって!注意されますって? ヒヤヒヤしたが、そのまま和やかにマスターと会話が始まった。

もしかして、シャレは禁煙の方? シャレが高度すぎる……。

引き続き煙草を吸い続けるその常連さん、我々に何を頼んだのかを質問。同行者がジョロコンと答えると、「ジョロコン? あー!そんな美味しいのダメダメ! うちの娘もジョロコン好きだよ」。

一方、私の紫色ラーメンに関しては、「うっわー! 気色わりぃ! よくそんなの頼むな。毒が効いてカウンターで倒れちゃうよ」。

まるでマスターと同じ返しだ。

アルカリラーメンにはアルカリ乾電池が入っているとか、○○色ラーメンには荒川の砂が入っているとか、シャレなのか真実なのか境界線が難しいネタがポンポン飛び交った。この店、常連さんまでもがいい仕事をしている(笑)。

ちなみに、ココアは苦い、豆乳は美味しい、とのこと。次回参考にさせていただこう。

世間話をしながらも、そこは職人魂。手は休むことなく、紫色ラーメンを調理中。カウンター内は丸見えだった。行平鍋で紫キャベツを煮だしていた。なるほど紫色の由来は紫キャベツだったのか。知ってしまうと、怪しさは消滅し、ひたすら体に良さそうに思えてくるから不思議だ。

菊や

煮出したスープは青みがかかった紫色。

菊や

小鉢にレンゲで3杯すくうよう言われる。紫というより水色? もしや水色ラーメンもこの紫色の変形では?などと余計なことが頭をよぎる。

「これにお酢を入れて」

菊や

ピンクになった。これはまさに小学校の理科の授業である。リトマス紙がアルカリ性が青、酸性が赤に色が変わったが、あの世界。

菊や

そんな遊びをしてたら、麺が伸びちゃう。早速、いただきまーーーす!

普通に美味しい。味は塩ラーメン。同行者のジョロコンも普通に美味しいとのこと。

菊や

〆でお酢を大量投入。くすんだサーモンピンクになったのを確認して、引き上げることにした。

なかなか楽しい店であったが、長居は無用。キャパが小さいため、一時満席に。お昼どきというのもあるせいか、外でお客さんが入れず並んでいた。立地は決して良くないが、常連さん含めファンは多い。

口直しに、と缶のウーロン茶と板チョコをもらった。

いつか別のラーメンを食べに来てみたい。例えばアイスクリーム拉麺とか。勿論、只のアイスクリームではないらしい。

利用金額

  • 紫色ラーメン 750円

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これはあの・・・
これはあの松本英子氏著「謎のあの店第2巻」に掲載されていた店ではないですか!?」店主の方は地元の子供達に慕われているとか・・・見た目とは裏腹に美味しいのですね、ご主人は相当に研究しているということですね。
2015-03-07 22:45 : ヤマウチ URL : 編集
>ヤマウチさん
松本英子氏著「謎のあの店第2巻」は見ていませんが、amazonの本の説明を見る限り間違いなさそうです(笑)。

この本買うしかなさそうですね・・・

味は普通に美味しかったです。
2015-03-09 22:27 : エムケイ URL : 編集
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