北千住の飲み屋がいっぱい並ぶ路地。
ややもすると怪しげで、風俗店なんかもちらほら。
そんなとこにある純喫茶。名前は「ティーサロン みゆき」。
怪しいとこを一切省略するなら、千代田線。 1番出口からすぐのカツラ屋に一瞬ギョッとするが、左を見るとすぐ純喫茶。
東京都足立区千住1-33-11-1F
※2012年6月29日閉店
赤のテント(?)に窓。そこからのぞく台形のショーケース。 一時期仕事で北千住に来ることがあり存在は知ってたけど、 入るのはこれが初めて。
店内は思ったより奥行きがある。空間が2つに分かれている。 奥はちらっと見て、「キャー素敵」ってなったけど、いきなり座るのはだいぶ勇気いるかも。なんで入口付近の「これは!」という席に座った。
ガラスに貼られたステッカーがキュート。天井のシャンデリアも素敵。
お腹空いてなかったからコーヒーだけ。でも食事もいろいろあるみたい。 壁のメニュー。フォークとナイフのイラストが懐かしい!!! ちなみにコーヒー私好みの味。なので、また来たらそのときもコーヒーを注文しようと思う。
そして奥の空間。
カウンターの丸み。天井は二重構造になってるみたいで、光の微妙な色みにうっとり。
もっといろいろ言葉を尽くして説明したいとこだが、とにかく素敵空間。
1960年~70年代の雰囲気が色濃い空間。実際、その時代を知ってるかっていうと違うんだけど、
私の中で美化された理想的な60年~70年代がそこにあった。
前半でも書きましたが、以前仕事で通りかかることは何度かありましたが、 そこまで素敵だとは思わなかったので、実際入って感激しまくり。 一回入ってみようと以前何度か土日に来たことはあったんだけど、 いつも閉まってて平日営業の店かと思ってたんですが、 最新号の「散歩の達人」で紹介されてて、土日は早く閉まることを確認。 満を持してお昼前に入れたのです。
あと……、恥ずかしい話なんですが、「散達」にこんなことも書いてありました。 今年冬公開される映画「ノルウェイの森」の撮影がここであったそうで、店内に松山ケンイチのサインも飾ってあると。 こりゃ、早目に行かないと!って。ミーハー?(かもしれません…)
壁にサインが飾ってあったので「ここだ!」と思って座ったんですが、 フランス語ぽかったので、マダムに「どなたのサインですか?」とたずね、 これがきっかけに「ノルウェイの森」の監督トラン・アン・ユンのものである話から始まり、奥の魅力的な空間の撮影という流れに。
松山ケンイチのサインもありました。聞かなければだれのサインか分からないほどさりげないのが逆にいいですよね。映画内では60年~70年代のバーという設定らしく、カウンターは外の台形のショーケースをイメージしてセットしたそうで、その写真。
ノルウェイの森は本で読んでいるし、トラン・アン・ユンが監督した「青いパパイヤの香り」の映像美、叙情性に一時期ハマッていた時期があるので、映画の公開が待ち遠しいです。そして松山ケンイチ(笑)。俳優としての才能に脱帽しっぱないしなので、本当にもう!です。一応菊池凛子も出てるみたいだし。 そしてこの素敵空間がどう映画で登場するのか楽しみ。
この場末っぽい外観に気後れしてる方、ぜひ一度入ってみてください。
はっきり言って相当オススメ!!!
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
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