どーーーしても萬集閣に泊まりたくて甲府に行った。
ご存知でない方のために説明すると、萬集閣は甲府を代表する純喫茶「六曜館」に併設するビジネス旅館。というか、萬集閣の一部が六曜館。いずれにせよ同じ建物である。
山梨県甲府市丸の内2-15-15
甲府駅から徒歩3分。蔦が絡まりまくる(浸食されている?)建物は異彩を放っている。
旅館を予約する際、甲府駅の到着時間を聞かれたので9時と答えておいた。六曜館の営業開始時間に合わせて。だって、どうせなら純喫茶も楽しみたいもの。
チェックインは15時だがその前に寄ってくれれば荷物を預かってくれるとのこと。
ありがたい! お言葉に甘え、甲府駅に着くなり萬集閣に直行。
だが、9時といっておいて実際は随分遅れてしまい、旅館には誰もいなかった。
とりあえず六曜館に行ってみた。
カウンターではマダムがお客さんと話中。名前を告げると一旦店を出て、部屋まで案内してくれた。 旅館の話は別途記事にするが、ここで一度重たい荷物を置き、再度2人で六曜館に戻る。行ったり来たりで申し訳ない^^;
お冷が切子のグラスで出てくるのは変わらず。シュガーポットとサントリーの灰皿。基本セット。
ランチも注文できると言われたが、日替わりは照焼チキン。私には厳しいため、トーストと珈琲。
このトーストが結構美味しい! パンが良いのか焼き方が良いのか、小さいのにペリカン並にモチモチみっちりしている。バター&ジャムが小皿で供されたが、パンにはすでにバターが薄く塗ってある。前回訪問時は他にお客さんがいらして、静かに寛いだ雰囲気だった。それを壊したくなかったため店内撮影は自粛したが、今回は私だけの時間ができたので、沢山写真を撮らせていただいた。
3年以上経っているが、記憶に残っている内装そのまま。
たくさんの古時計、ステンドグラス、雰囲気のあるランプの数々。決して広くはないが、アンティーク製品が品良く並んでいる。
六曜館は旅館だけでなく骨董店も営んでいる。
「電話三十九番」とは? 前も気になってたが、結局今回もうっかり聞き忘れた。
扉のすぐ右手にはショーケースがあり、古いマッチが飾られている。マダムが昔集めたもの。すでに閉店している店が多いものの、いまだ現役の喫茶店のマッチも紛れている。
例えば、この「みちくさ」。スタイリッシュなギャラリー喫茶で、この後訪問。
その右は、こちら六曜館のマッチ。現在は配っていないが、初訪問時貴重なマッチをいただいている。その話をすると、すぐマダムは私のことを思い出してくれた。
なお、左のナポリ。店舗は存在するが、営業しているかは不明。
ひとつ自慢させてもらってもいいだろうか? 私は晴れ女である。これまで旅行や宿泊を伴う出張のときは決まって晴れる。前日まで台風だったしても、なぜか当日になるとピタリと晴れる。そして、今回も。
天気が良ければ市内の移動は自転車が一番。すぐそばの東横インでレンタサイクルができると教えてもらった。9時から17時までで500円(要身分証明書)。これさえあれば、どんなに遠くても散策もすいすいと捗るだろう。
だが、その考えが甘かったことを後に嫌というほど思い知らされるのだった。その話はいずれ。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
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コメント
JUN
甲府は行ったことは無いのですが、「六曜館」はすごーく訪れてみたくなりました。私好みのアイテムが満載なので(^^)
ステンドグラスも照明も切子のグラスもすごく素敵です☆
何年か前にヤフオクで「ひと山」マッチを手に入れた際、甲府周辺にお住まいだった方のコレクションらしきマッチが多数届きました。
その中にマダムのコレクションマッチと同じ物が3個ありました。
「coffee&music 田園」「スナック・中南米音楽 ロンシャン」
「冨士アイス」です。
実物を見に行けばまだまだ同じのがあるかもしれません。
久しぶりに甲府マッチをよ~く見たら秀逸なデザインがたくさんありました。残念ながら閉店していますが・・・
「六曜館」のマッチはアールヌーボー調で素敵ですね~
機会があれば見せてくださいね。
2015/01/11 URL 編集
エムケイ
なるほど、この六曜館のような正統派ですね(^^)
マダムのコレクションと3個!
実際はもっとマッチあるので、さらにかぶるかもしれませんね。
「冨士アイス」を探してどこどこ? 随分薄ら映ってましたね。JUNさん、さすがです。よく分かりましたね。
ところで、「冨士アイス」ですが、先日和歌山の純喫茶を調べていたら同じ名前がありました。
チェーンの一種なんでしょうか?
六曜館のマッチ、次回お会いするときにでもお見せします。
JUNさんもよかったら、甲府のマッチ見せてくださいね。
2015/01/12 URL 編集