[追記]イワタ日用品店の素晴らしい建物は無くなっていました(2018年3月確認)。
月江寺に来るまで散策はおまけのつもりだった。それが不覚なことに見事ハマってしまった。
そもそもの目的は喫茶富士。ここも純喫茶旅苑同様12時オープン。どこもかしこも、えらいゆっくりしている。開店時間15分前に到着してしまった。
ひたすら店の前でぼけーと待つ。
ところが、12時ジャストになっても開かず!
やられた! まさかの臨時休業? 諦めきれずぐずぐず店先でうろつくが、中には人の気配がなかった。
お腹がとても空いている。とりあえず、喫茶富士は後でもう一度来るとして、まずはどこかでランチでもと思い、店を探して歩き始めた。
わ~~~~! この光景を見た途端、すべてが飛んだ! 空腹も純喫茶も何もかも忘れてしまった。とんでもなく昭和! とんでもなくレトロ!
月の江書店
ファザードの段差がみごと。
ただレトロといえば聞こえは良いが、このように壊れかけの建物というか、廃墟?も少なからず存在する。
わき道にそれれば、
まさに昭和の映画!
スナックに興味はないが、ここなら入ってみたいと思わせる「スナック ライム」。
向かいのレトロモダンな建物も見逃せない。
今でも現役? 丸いコカ・コーラの看板には、「富士吉田社交業組合」。
路地に迷い込めば、「富士吉田ユースホステル」。
昭和11年に建てられたもので、現在も当時のまま残されている和風ユースホステル。富士山が見える2階の部屋が人気らしい。
それにしても、隠すでもなく堂々と布団を干すホテルなんて初めて見た。
その隣の「歌謡酒場 浮草」。
グズグズしてると神隠しにあってしまいそうな、そんな迷路のような路地。ここを脱して喫茶店を探さなくては。
あった、あった。U2ならぬM2。営業中みたいだけど、う~~~ん。
こちらは「カフェ月光」。大正時代の建物で昭和初期に岐阜県から移築したもの。
店先にはパッと目を惹く豆タイルの流し場。
イカニモな感じもするが、たまには観光客向けのカフェもいいかも。何か固形物を胃に入れたい。
ここにする?
あ! あれ! 待った!待った!
レストラン鮮笑
入らずにはいられない。月江寺に来て初めてそう思う店に出会えた。ここにしよう!
次回の記事に続く。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
コメント
麦
本当に神隠しにあいそうな路地裏ですね。
路地裏の奥に続く道とか気になって、私もついつい突き進んでしまい、人の家の庭に出てしまったりしてしまいます。
何か異世界の入り口みたいで楽しいですよね。
2014/11/11 URL 編集
ヤマウチ
旅苑訪問時は周辺情報なし、夕刻到着で1点狙いだったので痛烈に後悔。こんな街並みは確かに歩いてみたいですね。これではまた行かなければ!
2014/11/11 URL 編集
エムケイ
路地裏というのはどこまでも突き進ませる魅力がありますね。
たしかに人の庭に出るときあります。
とても焦ります。
2014/11/12 URL 編集
エムケイ
この記事では月江寺の表面のみですが、実際は裏面も充実してるみたいで、ぜひぜひ大人の社交場に足を踏み入れてくださいませ。
旅苑1点狙いとは!
これもまたこれで素敵だと思います。
2014/11/12 URL 編集