2014/10/03(金)  CATEGORY:石川県

【金沢】純喫茶 ローレンス (2)

金沢で迎える朝はスカッと快晴。

近江町市場で美味しいが高くて量が少ないお寿司を朝食代わりにし、香林坊まで散歩。となると、純喫茶ローレンス。

昨夜はここで濃密な2時間を過ごした。

純喫茶 ローレンス

純喫茶 ローレンス

石川県金沢市片町2-8-18

香林坊は金沢の中心的繁華街だが、この時間は人通りが少ない。開店前だが、ローレンスに行ってみた。

純喫茶 ローレンス

やはりローレンス塔だ。

純喫茶 ローレンス

女主人が黒髪をなびかせ、螺旋階段を一段一段上る姿を想像してみた。

純喫茶 ローレンス

案の定、門はまだ閉まったまま。

純喫茶 ローレンス

金沢をあちこち回った後、再度ローレンス。午後3時半頃、門は開いていた。昨夜はおどろおどろしさに飲み込まれる一方だったが、明るいと色々見えてくるもので、

純喫茶 ローレンス

枯れた草花。

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アーティスティックな階段。なんかゴシックっぽい。

純喫茶 ローレンス

くるんと端っこが二又に分かれた字体!

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あの枯れた草花の中に【小泉純一郎】がいる。

独特の雰囲気の純喫茶だが、やはり超有名店でもあり、客席は1つしか空きがなかった。元々席数が少ないのだけど。

純喫茶 ローレンス

純喫茶ローレンスは、作家・五木寛之が若かりし日に通っていたのは有名な話。5時間執筆していたこともあるそうな。直木賞受賞の連絡はここで受けた。昨夜も鳴った、例の黒電話にかかってきたのだという。

純喫茶 ローレンス

ここが五木氏お気に入りの席。

私が座ったのは、この隣の壁際の席。

嬉しいことに女主人は私のことを覚えていてくれ、「昨日メニュー見たので、いらないでしょう?」

いやあ、もう1回見せてください!

純喫茶 ローレンス

バタートーストから下を指さし、「一番下の【トマトジュースのようなもの】だけしかできません」と昨夜と同じ説明をしてくれた。

トマトジュースのようなもの?

今回はハーブティーを注文。ハーブってどちらかというと、女子力ギンギンなオサレカフェ的で純喫茶度は低そうだが、この枯れた草花に囲まれた雰囲気がそう思わせるのかハーブティーの気分になった。

「ビギナー?」

はっ???? ビギナー?

「ハーブティーは男性だと飲めない方が多いの。女性は割と大丈夫なんだけど、これまで【2人半】の方が断念しました」

相当ハードらしい(^^; ハーブティー=癒し=心安らぐ という安易な方程式はここでは成り立たないようだ。

念には念。ビギナーでお願いした。

純喫茶 ローレンス

「生姜は大丈夫ですか? シナモンは?」

どちらも私の大好物。どんどん入れちゃってくださいな!

「少し控えめにしましょう」

いえいえ気にせずドーンと。

純喫茶 ローレンス

シナモン独特のスパイシーな香りが漂ってきた。女主人が【調合】をしている。まるでどこか中近東のカフェにでもいるような気分。

店内はすっかりスパイシーな香りで充満したところで、出てきたハーブティー。

純喫茶 ローレンス

黒い!

カモミールティーとか透き通ったのを想像してた。

おそるおそる味見。

味は…美味しい。だが、濃い。そこに入ってるものは多分全部私が好きなものばかりだと思う。ああ、なんて言ったらいいんだろう。好きなのに、濃すぎるのだ。これで380mlは私には無理かも…。

「甘くすると飲みやすくなると思うわ。三温糖を入れますね」

うーん。これでもまだ濃い。なんでだろう? 私、ハーブティーは結構イケる方だと思ってたのに。

今度は牛乳を足してくれた。「今度はどう?」

おお!ベスト! チャイみたいな味になって美味しい。

「あなた、昨日はミルクコーヒー飲んでたでしょ? ミルクが合うのよ、きっと」 ふふふと女主人は笑った。

間一髪危機脱出。あやうく私も脱落という不名誉な意味でローレンスの歴史を塗り替えるところだった。(^^;

「これでもビギナーですけどね。中には通常のをもっともっと濃くしてほしいという女性のお客様がいらっしゃいます」

そして、この後爆弾発言。

純喫茶 ローレンス

「私、コーヒーが嫌いなのよ。それこそ大がつくほどにね」

なんと! コーヒー嫌いな純喫茶店主。それを隠すでもなく堂々と言い放つ。無邪気すぎて拍手したくなった。

「もし砂漠でコーヒーしか飲むものがなくて、それを飲まないと干からびて死んでしまうってときが来たら仕方なく飲みます。でも、それでも砂糖とミルクはたっぷり入れます」

昨夜同様快調な女主人ワールド炸裂。

純喫茶 ローレンス

「私は日々ここで小さな森を作り続けています。この雑然とした感じが好きなのです」

「窓辺のほおずきは魔除けなの」

「50周年を迎えたらお休みとって六曜館の旅館に泊まって喫茶店にも行って、葡萄狩りをして、葡萄をお土産にします」

おおっ? 女主人も純喫茶巡りをなさるのか! しかも六曜館。山梨県甲府市にある、蔦が絡まりまくった旅館兼純喫茶である。

47都道府県の純喫茶』を読みながら話していた。

この日も五木席の向こう側に座る20代前半の男性客とずーーーっと話し続けていた。会話内容全部筒抜け。

純喫茶 ローレンス

帰りにはドアの前まで見送ってくれた。どこが【好い加減】なのやら。実に丁寧だ。

「旅行はツーリスト。人生は心の旅。ご自身の人生を生きてくださいね」

最後にかけてくれた言葉が、あとからじわじわ心に響いてきた。

利用金額

  • ホットハーブティー 500円

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