土日を利用して、念願の岡山に行ってきました。
最初は無謀か?とも思ったけど、時間は充分。土曜日は県庁所在地である岡山を集中的に、翌日の日曜日は観光地である倉敷を回った。
時系列に紹介したいところだけど、1軒目の純喫茶はまだ心の高ぶりが鎮まらないので後回し。そこで、その後に入った2軒目「コーヒールーム キャッスル」からレポ。
岡山県岡山市北区中山下1-5-38
キャッスルというと、castle。城のこと。またもやここで引き合いに出して申し訳ないけど、純喫茶の店名の分類でいえば「1.王族・貴族的ゴージャス」。
…その割に看板は城っぽくない!? お魚の絵!?
植木鉢も乗ってるし、なんかノリは下町ガーデニング (^^;
本日のサービス品。カレーライス? ざるうどん?
庶民的フードの食事推し?
窓にもメニュー。冷やしそうめんセットが気になる!
この窓! 間近で見ると、ギャザーが寄ってるのに気づかされる。平面にした方が明らかにお金はかからないのに、一手間かけた凝った造り。さすが昭和の純喫茶。ババーンと気前が良い。
では、いざ店内へ。
いいね! なかなかのレトロフューチャー。
店内は大きく3つに分かれている。入口と奥に抜けるカウンターの前がゲーム席、壁が鏡。
素敵なのは照明。オレンジの平べったい円盤状。天井に等間隔で並ぶ照明と相まって、壁の鏡に反射。ここでの鏡は店内を広く見せる工夫というより、映り込みによる光の交錯、煌びやかさを狙っているんだと思います。
そして、奥。
こちらはガラッと雰囲気が変わる。円盤状の照明がオレンジからグリーンへ。全体的に年月を経た深みのある色合いで渋い。
そして、壁には水槽。左右の壁に計7個。
これって珍しくない?
たしかに純喫茶で水槽はよく見る。ただ、それは後から設置したもので、このように壁に埋め込まれているのは稀ではないかと。少なくとも私は初めて見た。
(しいていえば、半ばパーテーション化している、池袋のフラミンゴが近いかな)
目の前を金魚が泳ぐ。
なるほど看板通り、観賞魚推しの純喫茶であります。
……鑑賞するための魚。
鑑賞目的のはず……。目の前で泳いでる魚を調理するなんて、そんなシュールなこと、ないですよね? (一応メニューに魚料理はないようでしたが)
ずっと涼しい日が続いてるかと思えば、この日は久々に暑い日。お腹は空いてるけど、重たいものは食べたくない。入口で目をつけていた冷やしそうめん。
右上に見えるのはすりごま器。名称はスリッキーN。一般に全国的に流通しているものだろうか? 私は初めて見たので使い方が分からず、少し迷った。赤い丸を回すとごまがすれる。
食後はコーヒー。カップはデミタス。ちなみにアイスはプラス100円。
と、コーヒーを飲み始めると、これまで店内はマスターとママ、私の3人だけだったが、お客さんが三々五々入店。
「今日はお勧めなに?」「ざるうどんはどう?」「じゃ、ざるうどんで」。そんな常連さんとの活気あるやり取りが聞こえてきた。ここからが常連客が途切れないキャッスルの本領。
エムケイ
ブログを通して多くの方に純喫茶の魅力を伝えていきたいと思っています。
当ブログはリンクフリーです。トップページ、個別ページでもご自由に。
コメント