【吉原本町】軽食・喫茶 リリー

今回の喫茶店もリリー。

石神井公園に続き、静岡県富士市。

沼津の後、JR東海道線吉原駅まで行き、そこから岳南電車に乗り、吉原本町駅下車。徒歩10分。

軽食・喫茶 リリー

軽食・喫茶 リリー

静岡県富士市吉原2-2-10

遠いは遠い。でも、岳南電車に乗れたのは大きな収穫だった。吉原駅から岳南江尾駅までを結ぶ片道21分。富士の超ローカル電車だが、情緒があって良かった。

岳南鉄道・硬券

切符が硬券! それにパチンと鋏が入る。歯型(?)にグッときた。

最初、吉原本町駅で降りたとき、あまりの人通りのなさに、少しだけ後悔したが、通り沿いに続く吉原商店街を歩いていくと、段々と賑わっていった。古めかしい建物も見られ、なにやら歴史がありそう。後で調べてみたところ、このあたりは東海道の宿場町で栄えていたらしい。

長さん小路

リリーがあるのは、メインの通りからわきにそれた長さん小路。

長さんって、ドリフ? いかりや長介?

…なわけないって。でも、もしや…?

故いかりや長介氏(1931~2004)は、13歳から28歳までの15年間を、ここ吉原で過ごし、街のダンスホール等で音楽活動を始めた。2004年6月に初の市民栄誉賞が授与されたことを記念して、長男の碇矢浩一氏の揮毫でこの碑が建てられた。

吉原本町商店街(静岡県富士市) - いとちり

これがまさかのまさか。まさかの長さんだった。

軽食・喫茶 リリー

チモトの看板。久しぶりに静岡県でトミヤコーヒーでない看板を見た気がする。

軽食・喫茶 リリー

シンプルだが、いい感じの看板。

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奥の壁中央に飾られた、オパールのような美しいオブジェが目を惹いた。それ以外は、学祭風な手作り感あふれる金ピカの柱が、やや目立つ程度。強烈な個性はないが、だからこそ落ち着ける、純喫茶の基本を抑えたオーソドックスな内装。

程よく広い。先客が2組いたので、適度に距離を取りつつ、窓辺の角っこに座った。

飲み物とトースト位しか置いてなさそうに思えたが、メニューを見ると意外や意外! バラエティー豊か。ゆで落花生、焼きおにぎり、おでん、焼き肉、サバ味噌煮、シュウマイといった喫茶店らしからぬツマミ系及び食事系あり。コーヒーもブレンドだけでなく、ストレートコーヒーまである。

[2016/03/24 追記]
焼肉定食1150円、サバの味噌煮700円、ブレンドコーヒー400円
※喫茶リリー様よりご連絡あり、メニュー一例記載。

なかなか懐広い。

モカがあったので、モカに。

軽食・喫茶 リリー

異人さんの絵の入ったカップ。古伊万里チックで綺麗。

BGMはゆるめのインストゥルメント。ボーカルのない、メロディーだけの、よく商店街で流れているあれだ。

雑誌の棚から女性週刊誌を手に取った。美容室だと渡されても見栄を張って読まないが、喫茶店ではつい読んでしまう(微妙な女心?)。気になる記事だけ読み漁った。

トントンと包丁の音。奥でママさんが仕込み作業をしている。

心地よくリズミカルな生活音を聞きながら、思わずここが富士市であることを忘れてしまいそうに。なんでもない、いつも通りの時間。その後、吉原本町の散策を開始した。

利用金額

  • モカ 450円

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