2014/03/19(水)  CATEGORY:静岡県

【三島】純喫茶 ラポール

みだりに「一番」などという言葉は使うべきではない。

それでも素直に、一番好きなタイプの純喫茶だと思った。70年代の香りがムンムン色濃く漂う、オレンジの色ガラスには「純喫茶 ラポール」。

純喫茶 ラポール

純喫茶 ラポール

静岡県三島市徳倉1-4-26

立地も大きい。

私には、辺境の地にある純喫茶に憧れる傾向が強く、アクセスが悪いことも重要。

少しばかりの試練や苦労を与えて欲しい。

純喫茶 ラポール

こちらも旅人には、若干行きにくい場所にある。三嶋大社や楽寿園等観光スポットが集まる南口ではなく、北口。それも結構歩く。20分強。

長屋のように横に長い、レトロ度抜群な建物に純喫茶ラポールは入っている。アイキャッチは「肉肉」。

純喫茶 ラポール

寂れた漁村のような既視感のある風景だが、ここは住宅街。

純喫茶 ラポール

こ、これは!!!

純喫茶 ラポール

「純喫茶」に小躍り。「Coffee & Music」にも時代を感じる。

レコードが高価で、家庭にオーディオ機器が普及する前、純喫茶では音楽が聴けることを売りにしていたそうだが、その名残だろうか?

純喫茶 ラポール

軽食メニュー。

ひや麦、ざるそばなんて変わったのもあるが、頼むものはもう決めていた。

純喫茶 ラポール

お昼の12時まで注文できるモーニングセット。

「ハムエッグと」

と、の後は? 寸止めでモヤモヤが募る。開店時間9時ジャストに入店。

純喫茶 ラポール

ほど良くゆったりした店内は、窓が多い。

とりあえず、一番陽の当たる明るいテーブル席に座った。

純喫茶 ラポール

……ところが、そこは喫煙席だとのことで、陽の射さない薄暗い禁煙席に移った。

ただ、いざ座ると程よい暗さで、かえって落ち着けたのでした。

純喫茶 ラポール

モーニングセットを注文すると、女性2人でカウンターに入り共同で調理開始。そちらをぼーっと眺めていると、目に留まったもの。

純喫茶 ラポール

赤いライト。

すばらしい、すばらしい、すばらし~い! よくぞ、こんな70年代チックなのが残っているものだ。

純喫茶 ラポール

床の模様も素敵。

駅から随分と歩いたけど、その苦労は充分報われました。

純喫茶 ラポール

観葉植物がパーテーション代わりになっているのだが、プランターに注目。

木製で、ぼこぼこと丸いこぶの付いた脚付き。熱海駅前純喫茶「貴奈」でも使っていた。

この写真では分かりにくいが、壁には若花田の色紙が2枚。

純喫茶 ラポール

クラシック音楽が流れていたが、良い音。Musicに嘘偽りなし。

純喫茶 ラポール

店内には富士山の写真が多い。オープンリールデッキの上のものは、ライトアップされていた。

純喫茶 ラポール

東海道本線では熱海から静岡県になるが、正直、熱海には静岡県色をあまり感じなかった。

静岡県色って何?って話ですよね。静岡県といえば、やはり富士山なわけで。

富士山の写真の数々に、ここが静岡県だと強く認識した。さすがは三島。ここに来る途中、富士山ナンバーの車を見かけた。

純喫茶 ラポール

モーニングセット登場。

「ハムエッグと」に続くのは、コーヒーでしょうか。あっさり解けた謎。

「そのベスト可愛いわね」

ここで、片方の女性(どちらがママだろう?)から、声をかけられた。

「これ、しまむらで買ったんです、600円で。」

ついつい余計なことを言ってしまう。ところが、これが功を奏したのか、話のキッカケとなった。

えー、しまむら?見えないわー。600円なんてすごい。買い物上手ね。だけど、この辺にしまむらあったかしら? いえー、私、東京から来たんですよ。こういう喫茶店を探してたので。あら、道理で! 見ない顔だな、と思って。ねーねー、ちょっと来て! この服、しまむらで600円なんですって。見えないわよね。見えない、見えない。スゴイわ。

ごく自然に朗らかな空気。

純喫茶 ラポール

帰りもオレンジの扉から。

灼熱の砂漠のようなシュールな光景。しばらく立ち竦んでいると、店の前に車が止まり、目の前のドアが開いた。

お客さんが入ってきた。慌てて、すれ違うように外へ。

「また、近くに来たら寄ってくださいね」

昭和48年(1973年)創業の純喫茶ラポール。ラポールはフランス語で「ふれあい(rapport)」を意味する。

純喫茶 ラポール マッチ
純喫茶 ラポール マッチ (2014年)

利用金額

  • モーニングセット 500円

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